恋愛や婚活の相談に乗っていると、時折「とんでもない奴」の話を聞くことがある。

人を傷つけても平気な人、自分の正義を振りかざして文句ばかり言っている人、
感謝の気持ちがまるでない人、他人を利用することばかりを考えている人、

残念ながら、そういう人たちが存在しているのも事実です。

しかしながら、やっぱり、私は自己責任論で生きているので、そういった相手に振り回されているのは、自分側にも原因がある、と考えます。

だって、不愉快な気持ちになるのであれば、自分が離れればいいだけ。

相手のことで頭を悩ませ続けたり、イライラし続けているのは、相手と同じ土俵にいるのと変わりありません。

あるいは「離れられない」という執着や寂しさが潜んでいるのかもしれません。

生きていると、幼く未熟な考えの人や、思いやりに欠けた言動をする人に出くわすことも、大なり小なりあるかもしれません。

そのような相手に出会ったときの私なりの対処法をお伝えします。

① 関係をきっぱりと絶つ

好きでもない相手、不愉快な気持ちにさせられる相手と繋がっている必要などないわけで、
私は自分から「離れる」「関係を切る」という選択をとります。

自分がその人と一緒にいたいか、やりとりをしていたいか、これからも関係を続けていたいか、

一緒にいる判断基準はこれだけです。

「メリットがあるから」とか「相手にどう思われるだろうか…」というのは、「弱さ」だと私は思います。

自立し、良好な関係は自分で選択し、紡いでいくと決めていれば、そもそもメリット他者目線を基準に相手との関係を続けないはずです。

それに、この世界にはたくさんの人がいるのだから、
自分を疲れさせるような関係にだけ目を向けるのではなく、素敵な出会いや大切な人との関係に目を向けていたいですよね。

② 反面教師にし、あとは水に流す

相手の言動の中には、自分自身も振り返るべきことが必ずあります。

自分自身も同じような面がないか、
同じように誰かを傷つけてきたことはないか、
自分の「弱さ」や「寂しさ」がそのような相手を引きつけてしまったのではないか、

そのようなことを振り返り、自分の学びとします。

そのうえで、あとは相手のことを考えることを一切やめます。

いつまでも相手のことをグジグジと考えて頭を悩ませるのは、まったくもって生産性がないからです。気持ちよくないですしね。

過去にとらわれず、学べることを受け取ったら、あとは手放す。

学ばせてくれてありがとうと感謝したら、手放す、ということを意識してみましょう。

③ ジャッジを手放す

そもそも「相手が悪い」「ひどい奴だ」というのも1つのジャッジです。

ジャッジをしている限り、「正しい」、「間違っている」という思いが生まれるし、「相手が加害者で自分が被害者」という構図にもなってしまいがちです。

自分が正しいと思っているときには、相手を責めたくなってしまうし、「自分が傷つけられた」という気持ちにもなってしまうのが人間です。

だとしたら、ジャッジごと手放してしまいましょう。

相手は相手の人生を生きている。私は干渉しないし、相手を裁かない、と決めるのです。

最初は意識的であっても、ジャッジを手放すことで、被害者としての自分ではなくなり、「傷つけられた」という怒りもなくなりますよ。

④ モヤモヤした感情を話す

「こんなことがあって、すごく嫌な気持ちになった」
というのを、私は自分の中だけにため込まずに話すようにしています。

笑い飛ばしてくれたり、慰めてもらったり、共感してもらえたりするだけでも、意外と心が落ち着くものです。

自分の中でモヤモヤの堂々めぐりを繰り返していると、どんどんネガティブな思考に陥っていきがちなので、思いきって誰かに話してみることはオススメです。

⑤ 違う「種族」だと思う

サバンナをボーッと歩いていて、ライオンに襲われたとしても、

「なんてひどいライオンなの!?」とライオンを憎み、責め続ける人って、いないのではないかと思います。

だって違う生き物だから。

自分が不注意だったし、襲われないようにしようと心がけるだけだと思います。

だから、やっぱり相手に怒りや不満を向け続けているのは、相手と同じ土俵にいるということだと思います。

ライオンは話が飛びすぎかもしれませんが、幼稚園児と本気のケンカなんてしないのと同じです。

「怒りをぶつけても仕方ない。自分の振る舞いを変えよう」

そのように気持ちを切り替えて、争いから降りてしまいましょう。

 

あまりにも精神レベルの低い人と出会ってしまったら?

生きているといろんな方に出会うと思います。時には不愉快な思いをすることもあるかもしれません。

だけど、そんなときも、見つめ直し、考えるのは、相手のことではなく、自分の「振るまい方」だと思います。

自分の行動は自分で変えることができます。

きっぱりと離れる、許す、好きなものにもっとエネルギーを注ぐ……ということもできる一方で、

相手に不満をこぼし続けたり、蔑んだり、憎んだり、怒り続けたりすることもできます。

何を選択するかは自分次第。

どうせなら、他者に振り回されて自分の人生を無駄にするのではなく、心地良い時間を多く持てるようにしていきましょう。

今回は以上となります。

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