時折、不倫の相談をいただくことがあります。

既婚者の彼がいる。

自分は結婚もしたいけれど、彼以上の人は見つからないし、彼も奥さんと別れる気配はなさそう。

そして、その多くが「未来がないとわかっていながら、彼と別れられない」と悩んでいます。

耳が痛いかもしれませんが、

子持ちの既婚男性×若い未婚女性の組み合わせで、不倫の恋から幸せになった人を私は見たことがありません。

「結婚もしたい、自分だって幸せな家庭を築きたい」という思いがあるのなら、不倫関係は早いところ清算しましょう。

不倫で傷ついているのは、あまりにもったいない。

今回の記事は不倫で悩む女性に向けて書きました。

不倫している既婚男性はとにかく優しい

なぜ、独身女性が既婚男性にハマるかというと、不倫している既婚男性って優しくて情熱的だからです。

そして家庭持ちならではの「余裕」がある。

この魅力を知ってしまった女性は、同世代の男性が物足りなく思えてしまったり、幼く見えてしまったりするんです。

既婚男性が優しいのは当たり前です。

家庭では妻から大して関心を持たれず、尊敬や賞賛の言葉などかけてもらえない男性も、
不倫相手の女性からは目をキラキラさせて「すごい」と言われる。「好き」と言われる。

だからこそ、彼女に夢中になるし、熱を上げるのです。

そうして、特別な非日常を見せてくれる彼女に男性はせっせと尽くします。

しかも、2人の間には家庭という障壁がある。

そして、ロミオとジュリエット効果(障壁がある恋の方が盛り上がるという現象)により、2人の関係性はより情熱的でロマンチックになるのです。

けれども、男側に家庭を捨ててまで一緒になる覚悟や決意があるかといえば、そうではありません。

男性にとっては所詮、不倫相手は不倫相手、妻は妻なのです。

既婚男性の「妻とは上手くいっていない」にダマされないで!

腐るほど聞いた、このセリフ。

「妻とは上手くいっていない」

これ、不倫している男性が使う定型文ではないかと思っています。

でも、これ真に受けないでくださいね。

「彼は違う!」と言いたくなる気持ちも痛いほどわかるのですが、本当に奥さんと上手くいっておらず、あなたとの将来を前向きに考えているならば、離婚に対する何らかのアクションを起こすはず。

確かに、結婚生活が長くなると、奥さんとラブラブではないかもしれない。

奥さんが子供に夢中で、彼に関心を向けてないのかもしれない。

でも、このセリフを言う男性の家庭って「ごく普通」の家庭ですから!

私は独身時代に、既婚男性の方にかなり熱心にアプローチされたことがあったのですが、

彼がやっぱり「嫁とは上手くいってない。離婚も考えている」って言ってたんですね。

でも、私はそんな言葉を疑わしく思っていたので、
彼の話の断片を元に、ネットを駆使していろいろ検索していたら、彼の娘さんと奥さんのSNSを発見しました。

そこには、普通に彼も映っていて、めちゃめちゃいい夫&パパやっていました。

「なにが、“離婚を考えてる”だ!」と腹立たしく思ったのですが、
似たような話を友人からも聞いたことがあったので、「妻とは上手くいっていない」という言葉は真に受けないほうが正しいです。

外で愛人を作っていながら、家では”いいパパ”やっているなんてことはザラにあります。

不倫は中毒性が強い。やめるには強い意志が必要

とはいえ、周りが色々言っても、本人がわかっていても、不倫ってなかなかやめられないんですよね。

でも、不倫を続けるなら「不倫からの略奪愛は99.9%ない!」というのは、現実としてきちんと受け止めた方がいいと思います。

可能性があるのなら、本当に家庭が破綻していて、離婚について具体的に動いている場合。

言葉ではなく、彼の行動だけを信じてください。

口ではいろいろ言いながらも、具体的なアクションを何も起こしていないのなら、あなたとの関係は一時的な快楽であって、結局は家庭に戻っていくのです。

基本的に不倫相手には期待しないこと。未来を求めないこと。

「不倫からの略奪愛は99.9%ない!」とわかっていて、それでも止められないなら、燃え尽きるまで恋をするのも1つです。

ただ、その代償は大きいです。

特にあなたが結婚適齢期、あるいはいずれ出産を考えているのなら、
「若さ」という貴重な価値を、あなたの人生の責任をとろうとしない男のために無駄にしてほしくないと思います。

既婚男性は魅力的。でも家庭的な男性はもっと魅力的

男性の本気度を測りたいなら、こう言えば解決します。

「ケジメをつけてから、また会いに来てください」

そう言って、会うのも連絡するのもやめるのです。それで何もアクションを起こさなければ、そこまでの関係。

あなたは不倫相手でしかなく、妻になることはありません。

この言葉を言えないのだとしたら、あなたが心のどこかで、このように言えば、この関係が本当に終わってしまうと思っているからかもしれません。

しかし、耳が痛いかもしれませんが、現実を受け止め、彼に対する期待を捨てないかぎり、この先も不倫に苦しむことになります。

「不倫相手」としか見てくれない相手と、この先も一緒にいて本当に幸せでしょうか?

既婚男性は確かに魅力的かもしれません。

でも、一途で家庭的な男性はもっと素敵ですし、そんな人と過ごす人生の方がずっと満たされた日々を送れるはずです。

未来のない関係であれば、もう終わりにして、新しい出会いを見つけに行きませんか?

不倫からの略奪愛は99.9%ありません!

以下に当てはまるなら、その不倫に明るい未来はありません。

勇気を持って、関係を清算しましょう。

・相手に別れる気配がない。将来の具体的な話が出ない。 
・不倫の関係が苦しい。 
・自分も結婚して家庭を持ちたい。

そして「絶対に幸せになる」と決めるのです。

不倫からの卒業をきっかけに結婚相談所に入会して、あっという間に幸せになった方もいます。

1人になる時間が多かったり、出会いが少なかったりすると、彼の元に戻りたくなってしまうかもしれないので、本格的に婚活を始めて忙しく過ごすこともオススメです。

多くの男性と出会い続けていると、そのうちに、既婚の彼を超える素敵な相手が見つかって、苦しかった過去を忘れられる日も来ますよ。

大切な時間を本当に彼に捧げてしまっていいのか、もう一度、問いかけてみてください。

そして、強い意志を持って、まっすぐに自分だけを見てくれて、将来を描ける相手を選んでください。

今回は以上となります。