「2~3回目のデートまでは続くのに、その後が続きません」
このような悩みを聞くことが多いので、今回はこの問題について書いてみたいと思います。
なぜ、3回目以降のデートでフェードアウト(自然消滅)するのか?
多くの皆さんにとっての“理想の交際”のカタチって、
お互いにストライクゾーンど真ん中の相手と出会い、引かれ合い、付き合うようになる、というものだと思いますが、
現実的に、そのように“ビビビ”と出会って交際に至るカップルって、少数派なんですね。
大抵は、どちらか片方、あるいは両方が「まあ、付き合ってもいいかな」という65点くらいの状態から始まって、
デートを重ねるうちに「一緒にいると楽しいかも」「こんないい面もあったんだ」と加点されていって、付き合うというプロセスをたどります。
お見合いパーティーでカップル成立となって、その後にデートをしたはいいものの、1度や2度で関係が消滅してしまうというのは、
お互い、相手に対する好意が65点くらい同士の関係だから。
だから、デートが大して盛り上がらなければ、「まあ、この人でなくても、他にもいい人はいるだろう」という心理が働くのです。
デートで、減点されるような言動があれば、もちろんそのまま終わりになってしまいますが、
「可もなく不可もなく」という状態でも、「また会いたい」にはつながりません。
だから「原因がよくわからないけれど、フェードアウトされた」ということに悩む人がとても多いのです。
つまり、デートを2~3回して、次のステップに進めない人というのは、「65点の壁」を超えることができないでいるということです。
(ちなみに、65点というのは、あくまでアバウトな数値です。要は「付き合ってもいいかな」っていうくらいの相手のこと)
デートから「交際」に発展させるためには、65点の壁を越えなければいけません。
65点の壁を越えるためのポイントは3つです。
② 相手の期待値を超えること
③ 「好意」を表現すること
1つずつ解説していきますね。
① 100%全力で相手と向き合うこと
街コンや合コン、アプリ、結婚相談所もそうですが、複数の「65点候補」がいて、関係を同時並行している場合。
これって、何となく相手に伝わるんですよね。
「他にも同じようなメッセージを送っているんだろうな」
「他にもデートしている相手がいるんだろうな」
と感じさせてしまう人。
「二兎を追う者は一兎をも得ず」と言いますが、そのフワフワした心の状態で、65点以上から昇格できるわけがありません。
100%で向き合うから、相手からも真剣な反応が返ってくるのです。
同時並行でフラフラしていた結果、複数いた候補の相手、すべてとうまくいかないということが起こるのです。
別に同時並行が悪いわけではありません。
ただ、同時並行が悟られてしまうようなら、問題ありです。
個人的には、同時並行はオススメしません。早い段階で1人に絞り込むほうがいいです。
自分の心の安定にはつながりますが、よっぽどの恋愛上級者でないかぎり、相手に対する対応が中途半端になってしまうからです。
デートにしても、ラインにしても、1人の相手に対して100%集中して向き合いましょう。
そうして、ようやく65点の壁を越えることができるのです。
また、一般的なこと(天候や時事ネタ)ではなく、相手との共通点や、相手の好きなこと、相手の価値観の部分に触れられるような話を初期の段階で、どれくらい多く引き出せるかがポイントです。
中途半端な気持ちで向き合うから、中途半端な気持ちしか返ってこない。
65点から脱却したいのであれば、「相手のことを深く知って、関係を発展させよう」という意思を持ち、100%の状態で向き合うことが、相手に対する誠意でもあるのです。
② 相手の期待値を超えること
数回のデートでフェードアウトしてしまう理由を簡単にひと言でまとめてしまえば、これですね。
相手の期待値を超えられないから
期待を良い意味で裏切るようなことをすれば、相手からの好意は一気に急上昇します。
私の過去の経験でいえば、一見ぶっきらぼうで、オラオラ系のタイプの男性とデートしたときに、
彼が、ものすごくレディーファーストで、料理を取り分けてくれたり、至れり尽くせりで、ビックリ(良い意味で)した経験があります。
強気な男性がポロリと弱みを見せてくれたときもドキリとします。ギャップってやつですね。
バリバリのキャリアウーマンで、あまり家庭的でなさそうなタイプに見られるなら、家庭的な自分をアピールしてみる。
おっとりしたタイプに見られるなら、負けず嫌いで頑張り屋な部分を見せる、などギャップを演出してみましょう。
また、テクニック的なことでいえば、意図的に「運命をチラつかせる」ということも効果的です。
「偶然の一致」を重ねるのです。
というのも、人は偶然の一致が重なると、相手に特別な感情を抱くということが心理学的にも証明されているからです。
相手の発言に対して「自分もまったく同じ事を考えてた!」と返してみたり、
ラインが来たタイミングで「ちょうど、自分もライン送ろうと思ってた!」などと、わざとらしくなく”偶然”を装ってみるのもアリかもしれませんね。
③ 「好意」を熱意を持って伝えること
心理学で「好意の返報性」という言葉があります。
自分を好きになってくれた相手を好きになる、という心理です。
だから、好きになってもらいたければ、「好意」は積極的に示すべきです。
好意には、いろいろな表現の方法があります。
初期の段階では、褒めること、相手の話にしっかり耳を傾けることを意識しましょう。
「人から好かれるのって実は簡単だった!?」という記事にも書きましたが、相手から好感を持たれたいなら、とにかく褒め上手&聞き上手になることです。
そしてリアクション上手になること。
相手の話に楽しそうに笑ったり、相手がしてくれたことに大げさに喜んでみたり、「会えてうれしい」「一緒にいて楽しい」を言葉や態度で表現することです。
相手の好意をうかがって、消極的な反応しかしていないと、相手からも消極的な反応しか返ってきません。
好意は率先して示しましょう。その「好意」は結果的に自分に返ってくるのです。
運命に身を任せるから、3回目以降のデートにつながらない
3回目以上のデートにつながらない人の多くは、「ビビビ」と来る運命の出会いを求めている傾向があります。
そして、運命の出会いに身を任せていれば、自然と関係が発展していくと思っています。
しかし、最初から完成したものを求めるのではなく、育てる愛もあります。
一目ぼれまでいかなくても、「デートしてもいいな」と思う相手と出会えたなら、それも立派なご縁。
それを大切に育てていけるかは自分次第です。
ぜひ、素敵な関係を発展させてくださいね。皆さんの婚活を応援しています!