「あの…僕コミュ障で、結婚できるか不安なんですけど、どうすればいいですか?」

婚活カウンセラーとして、日々たくさんのお悩みに答えていますが、
こんな質問をもらったので、この記事でお答えします。

(※2019年1月21日追記)

そもそもコミュ障って!?


「そもそも、コミュ障って何?」
と疑問に思ったので調べてみたのですが、

明確な定義があるわけではなく、

コミュニケーションが苦手な人を指す、ネットスラングのようですね。

ここでは、「異性とのコミュニケーションが苦手」という前提で、話を進めたいと思います。

恋愛・婚活においてコミュニケーションは超重要!


まず、婚活事業を営んでいる私から率直に言わせてもらうと、

「コミュニケーションが苦手」というのは、婚活市場においてかなり不利です。

年収や外見、年齢などを気にして
「こんな自分でも結婚できるかな…」と不安に思っている方がいますが、

極端な話、「コミュニケーション能力」さえあれば、どうにでもなってしまうのです。

すべてを解決してしまう「スキル」といっても過言ではありません。

だから、私は「婚活がうまくいかない」「自分に自信がない」という人ほど
「とにかくコミュニケーション力を鍛えましょう!」と言っています。

とはいえ、コミュニケーションが苦手でも安心してください。

というのは、コミュニケーション能力は後天的にいくらでも身につけることができるからです。

「場に慣れること」「心理的な壁を取り払う」ことによって、間違いなく改善します。

私の知り合いのAさんという男性は20代半ばまで、女性と一度もお付き合いしたことがなかったのですが、
彼が変わったきっかけは「営業の仕事」を始めてからでした。

強制的に、お客様と話さなければいけない環境に置かれ、
毎日必死に話す練習をしているうちに、

気がつけば、どんな相手とでも楽しい会話を交わせるようになりました。

最初はイヤでイヤでたまらなかったそうですが、

「こんな気持ちでやっていても何も解決しない。どうにかしなければ!」と一大決心。

コミュニケーションのセミナーに通いながら、営業に使える話のネタもたくさん用意して
日々、仕事の中で実践を積み重ねていったそうです。

今の彼を見ると、コミュニケーションが苦手だったとは信じられません。

彼はお見合いパーティーでも、毎回カップリングが成立し、
お見合いに関しては9割の確率で女性から交際希望の返事をもらっていました。

今では幸せな結婚生活も送っています。

彼いわく、経験値が少ないことや、たかが数度うまくいかなかっただけで
「コミュニケーションが苦手」と認識してしまっているだけで、

場に慣れること、努力することで、コミュニケーションの問題は必ず解決するそうです。

コミュ障を無理に変えようとしなくてもいい/月と太陽の法則


「コミュニケーションが苦手」と言う人は

たくさん会話をして人を笑わせたり、明るく振る舞ったりすることが「コミュニケーション力」と思っていますが、そうではありません。

太陽のように明るく、人を笑わせることを目指す必要はありません。

この世は陰と陽から成り立っています。男女も陰と陽です。

人の気質にも「陰」と「陽」のタイプがあります。
どちらが良い、悪いではなく、互いに補い合う関係なのです。

つまり、明るくおしゃべりな自分でなくても、
それを「落ち着いている」「癒やし」として必要としてくれる人がいるということです。

「聞くこと」「リアクション」「質問すること」も、大事なコミュニケーション能力です。
対面が苦手であれば、メールやLINEでのやりとりで信頼関係を深めることもできます。

そのように考えると、コミュニケーション能力がゼロという人はいないのではないでしょうか?

おそらく「コミュ障」と悩む人の多くは、明るく華やかな太陽のようなタイプと比較して、
「そのように振る舞うことがコミュニケーションだ」と思い込んでしまっているのです。

「言葉のキャッチボールをしよう」という意識があれば、その思いは必ず相手にも伝わります。

それよりも問題は、「ボールを投げ返さない」受け身でいる姿勢です。

何も行動しなくても、アクションを起こさなくても、
勝手に未来のパートナーが現れて、自分を好いてくれて、結婚に至るなんてことはありません。

やはり、どこかのタイミングでアクションを起こすことが必要で
相手ときちんと気持ちを通わせることが必要です。

だから、「コミュ障」を言い訳に、横着をしていてはいけません。
不器用でもいいので、コミュニケーションをとろうという意思を持って、ボールを投げ返してみましょう。

ときには失敗しながら、コントロール法を学んでいくものなのです。

コミュ障にもレベルがある/自分のタイプを分析しよう


「コミュニケーションが苦手」といっても、さまざまな段階やタイプがあると思います。

1 単に人見知りで、仲良くなれば異性ともフレンドリーに接することができる人

2 内向的でエネルギーの源泉が自分の内側にある人(1人の時間が好き)

3 異性を目の前にすると、何を話していいかわからなくなり、パニックになる人

4 人そのものが怖い、苦手

1と2の場合には、

大勢の場に出かけていったり、パーティーなどの場が苦手、
1人の趣味の時間が大切、コミュニケーションが面倒というだけで、

出会い方の方法を変えたり、コミュニケーション自体を楽しめるようになると状況は変わります。

単に行動を起こしていなかったり、面倒くさがりな自分を「コミュ障」という言葉で片付けてしまっている人もいます。

3と4の場合には、

まずは、自分がそのようになってしまった根本原因を探り、少しずつ場に慣れていくことから始めましょう。
「自尊心」が極端に低いことが原因の場合もあります。

私の元に相談に来たある男性は、女性の目を見て話せず、
女性を前にすると、しどろもどろになってしまうという悩みを抱えていました。

彼の場合は厳しいご両親に育てられ、幼い頃から褒められた経験がほとんどなく
自分に自信を持てずにいました。

おまけに男子校卒業で、職場も男性ばかりで女性と接する機会がないままに30代半ばまで過ごし、
女性と話すときの話題の選び方、振る舞い方などすべてがわからない状態でした。

しかし、私の元で、自分の内面と向き合うワークを行い、
コミュニケーションレッスンや、デートレッスンを受けると、少しずつ変化が現れてきました。

それから半年後、結婚相談所への入会を決めた彼は、あっという間に婚約者を見つけました。
今では週末にその婚約者とのデートを楽しんでいます。

この経験から私は、どれほどコミュニケーションが苦手でも、
本人の行動と努力で、自分を変えることができるし、望むような結婚をかなえることができると確信しています。

コミュ障のための出会い方


「婚活がうまくいかない男性は○○を勘違いしている」という記事で書かせていただいたのですが、

人にはそれぞれ自分に合ったタイプの出会い方があります。

初対面で距離をいきなり縮めるのが苦手な方であれば、
パーティーや街コンなどではなく

・1対1でゆっくり向き合って話ができる
・趣味など共通点、相手の情報が事前にわかる(話題を広げやすい、接点を持ちやすいため)

出会い方がベストです。

具体例を挙げると

・紹介
・結婚相談所
・マッチングアプリ

などです。

付け加えるなら、できるだけ「本気度が高い場」を選ぶことをオススメします。

「誠実さ」や「価値観の一致」が重要視される場所で活動するほうが、安定した関係を築けます。

ちなみに、アプリや婚活サイトに登録する際は注意してください。

無料で登録できるものや、証明書の提出が必要でないサービスは
ウソの情報で登録する人や本気でない遊び相手を探している人も、残念ではありますが、一定数います。

婚活事業を運営するなかで、さまざまな出会いの場を提供してきましたが
コミュニケーションが苦手、恋愛に対して不器用と言っていた人でも、
結婚相談所では「モテる」という現象が起きています。

もちろん、どんな出会い方であっても、相手への気遣いや思いやり、会話のキャッチボールなどは必要とされます。

しかし、「結婚したい」という思いがあれば、必ず実現できますし、
「自分なんて結婚できないかもしれない」と言っていた方が幸せな結婚をかなえる姿もたくさん見てきました。

コミュ障だって結婚できる!


私は現在、結婚相談所の運営や、婚活に悩む皆さんへのコンサルを行っています。

お悩みがある方は、ぜひお問い合わせください。