人見知り婚活アドバイザーのアスナです。

私は人見知りさんや恋愛に不器用な方のための婚活イベントや結婚相談所を運営しております。

今回は、このようなお悩みをいただいたので、お答えしたいと思います。

お付き合いをしても、相手に合わせてばかりで疲れてしまいます。

相手と意見が食い違って、嫌な空気になるくらいなら、
自分が合わせたほうが楽だと思ってしまいます。

その一方で、自分の意見をまったく言えなくて疲れてしまっている自分もいます。

どうしたらいいでしょうか?

自己主張できない人は、相手の気分を害することを恐れる

「ついつい人に合わせてしまう」という人は「相手に悪く思われること」を極端に恐れる傾向があります。

そして、その結果、相手に悪く思われるくらいなら、自分が折れたほうがいいと思ってしまうのです。

しかし、立ち止まって2つのポイントをよく考えてほしいのです。

① 本当に相手に悪く思われるのか?

② 相手に悪く思われることは、それほど悪いことなのか?

1つずつ解説していきますね。

① 本当に相手に悪く思われるのか?

「相手に悪く思われるかもしれない」「嫌われるかもしれない」
というのは、根拠のない憶測です。

自分の主張を言ったら、間違いなく相手の気分を害してしまうのでしょうか?

「相手に悪く思われるかもしれない」というのは思い込みであり、
相手がどう反応するか、相手がどう思っているか、本当のところは相手にしかわかりません。

このブログでも、度々書いているのですが、

自分でコントロールできないことは、放棄してしまいましょう。

「相手にどう思われるか」を考えたところで、相手の反応は変わらないし、真意はわかりません。

それゆえ、思い込みだけで自分の主張を引っ込めるのは、そもそもおかしなことなのです。

② 相手に悪く思われることは、それほど悪いことなのか?

疑問に思うのですが、相手から悪く思われることって、それほど恐れるべきことなのでしょうか?

それは、自分の人生に多大なる影響を与えるほど重要なことでしょうか?

不当な要求は、あなたにも「断る権利」があります。

自分の要求を伝えたときに、相手が怒ったり、それで関係を絶ったりするのであれば、結局はその程度の関係なのです。

そういう相手とは付き合わないほうが幸せです。

相手には相手の都合があり、あなたにはあなたの事情があります。

これは、お互い様であり、そのように持ちつ持たれつ、私たちは生きています。

むしろ、健全な自己主張は悪いことでも何でもなく、自分らしく生きていくために必要なことなのです。

自己主張できない人が覚えておくべき3つの対人ルール

自己主張が苦手という人は、3つのルールを覚えておきましょう。

① 自分の意見は相手ではなく、自分を基準に決める

② 人の期待に応える必要はない

③ 言い訳も罪悪感も必要ない

① 自分の意見は相手ではなく、自分を基準に決める

相手を基準に、自分の選択肢を決めているのが習慣になっていると、そのうちに自分の軸が失われていきます。

相手に合わせて、常に自分を変え続けなければいけないからです。

だからこそ、自分の選択は、相手の考えとは切り離して決めるべきです。

相手がどう思うかではなく、自分がどうしたいかを常に優先するようにしましょう。

② 人の期待に応える必要はない

円滑な人間関係の極意は「期待しないこと」です。

相手に過度な期待をしない。

「こうしてほしい」「こうあるべきだ!」という思いがあるから、
その期待通りに相手が反応してくれなかったときに、失望したり、怒りを感じたりするのです。

期待は手放して生きましょう。

そして、自分もまた、相手の期待に応える必要はないのです。

相手の「期待」は相手が勝手に抱いた期待であり幻想。それに応える義務はありません。

自分の心がそれを望まないのであれば、ハッキリと「ノー」と言いましょう。

ノーを言えないでいると、いつまでも相手の都合のいいように利用されてしまいます。

あなたはあなたの人生を生きる権利があり、相手の期待や都合に合わせて生きる必要はないのです。

③ 言い訳も罪悪感も必要ない


「お世話になったから、断るのが申し訳ない」

「こんなことを言ったら、迷惑をかける」

そんな言い訳や罪悪感は必要ありません!

自分の考えや行動は、誰にも強制できません。
そして自己犠牲をしてまで、人に合わせる必要はないのです。

自己犠牲が募ると、それはやがて「不満」に変わります。

その結果「自分はガマンしているのに、あの人は好き勝手に生きている」という不公平感でいっぱいになり、
結果的に、他者に対して嫉妬を感じたり、憎しみを感じたり、自分ばかり損してるような気分になったりします。

それでは誰も幸せになりません。

自分らしく生きているからこそ、他者にも寛容であり、心から相手のためを思って行動できるのです。

ガマンするくらいならば、同調はやめてしまいましょう。

そして、まずは自分を満たすことから始めましょう。

結局、人に合わせたところで好かれない

あと結局のところ、人に同調して合わせているからって“好かれる”ことはないんですよね。

自分らしくいると、その自分らしさを好きでいてくれる人が集まります。

「合わせてくれるから好き」というのは、単に都合の良い存在でしかない。

そうでなければ、可もなく不可もない存在です。

人に合わせたところで得することは何もない気がします。

だったら、自分らしく生きて、本音を語り、それでも自分のことを好きでいてくれる人たちとの関係を大切にすればいいのではないでしょうか。

自然体で生きることは、ときに勇気がいることかもしれません。

しかし、その一歩を踏み出したとき、また新たな自分や出会いが見つかるはずです。