以前、「会話が苦手な人のための合コン術」という記事を書きました。

極度の人見知りから脱却し、今や「営業が大得意」だと語る知り合いのA君の話を元にして、「会話のネタを事前に仕込もう」というアドバイスを紹介しましたが、
「とはいえ、いったい何を話せばいいかわからない!!」という方もいると思うので、今回は合コンや街コン、初対面の相手に使える会話のネタを紹介します。

これまで、何度となく婚活パーティや合コンを開催してきて、銀座でのホステス経験もある私が、
飲みの席で盛り上がる、あるいは異性との距離を縮めやすい話題を厳選してピックアップしました。

相手との距離を一気に縮めるテクニックも随所に散りばめてあります。

男女ともに、いろいろな場面で使えるネタなので、どうぞご活用ください。

① 身につけているもの・持ち物

「いきなりプライベートなことに切り込みづらい!」というときには
まずは、身につけているものや持ち物から話題を広げていきましょう。

鞄、時計、アクセサリー、スマホケース、女性であればネイルなども話題に取り上げることができます。

こだわりのアリなしも含めて、身につけているものは、その人の個性を表すものです。
そこに、その人なりのストーリーを見つけるようにしてみましょう。

ポイントは、ただ、そのことに触れるだけではなく、「褒めること」

褒められたり、関心をもたれたりして、悪い気はしません。

モテ上手は褒め上手なので、とにかく褒めることを意識してみましょう。

男性で高級なものを身につけている場合はストレートに「すごい時計ですね! 見たことない!」といった褒め方が有効ですが、
女性の場合は、モノそのものよりも「センスがいいね!」という褒められ方をするほうがうれしいものです。

基本的には、身につけている【本人】がステキであることを、それとなく伝えられればバッチリです!

② 出身

初対面の人との会話に使える鉄板ですね。

私の経験上、女性よりは男性ウケする話題である印象です(故郷への帰属意識が強いのかしら?)

とりあえず、行き詰まったら使える便利なトピックで、おいしい食べ物や観光名所などにも話題を広げやすいです。

学生時代の過ごし方にも、地元の個性が表れるので
(小学校時代の遊び場、修学旅行先、たまり場、通学手段など)、そういった過去の思い出話を聞くのも面白いです。

ちなみに、かつて合コン無敵を自負していたうちの旦那は、ケンミン本を読み、主要な県の情報をすべて頭に入れていたと言います。


『ケンミンまるごと大調査』

涼しい顔で女性のアドレスゲットしているように見える人も、実は人知れず涙ぐましい努力をしている場合もあります。

③ 食べ物やオススメのお店

これは、次のデートにもつなげやすいのでオススメ。

あなた自身も、行ってみたいお店やオススメのお店、話題のお店などをチェックしておくと、自分から話も広げやすいと思います。

食に対するこだわりを持っている人も意外と多いので、こだわりを聞いてみるのも面白いかもしれません。

お酒が好きな人はお酒の話題や、お酒に合うつまみの話、
外食の頻度や、どのような場所でどのようなお店を利用するのか、料理はするのか、今まででいちばん感動したお店、旅先で食べたおいしいものなど

食べ物関係だけでも話題は尽きないと思います。

【食べ物】というトピックから、その人の個人的なエピソードをどれだけ聞き出せるか、楽しみながら会話をしましょう。

③ 休みの日の過ごし方(週末・長期休み)

会社員であれば、大型連休の前には、前もって予定を立てて楽しみにしている人も多いと思います。
そこで、GWや年末年始、シルバーウィークの過ごし方を聞いてみるのもオススメです。

私の場合は休日の過ごし方で、相手の好きなことを大まかに把握し、そこを掘り下げていくというやり方で雑談をします。

読書や映画という方であれば、本や映画の話にそのまま持ち込むし、ジム通いをしているなら健康法の話、
自分が知らないことであれば、「それって何?」とあれこれ聞いて情報収集をします。

接客業のプロを見ていると、自分の情報を小出しにしながら、相手のことを引き出すのが実にうまいです。

相手の話から共通点を見つけ、自分の経験談を話すという自己開示も混ぜるのがコツです。

適度な自己開示がなければ、相手も心を開いてくれないからです。

【共通点を見つける】+【自己開示】+【質問】
というセットで覚えておくといいと思います。

ただし、自己開示の際に自分のことばかりベラベラ話さないように。
あくまでも「小出しに」というのがポイントです。

④ 映画・DVD・ドラマ・テレビ番組・Youtube

エンタメは強いです。まったく無縁という人はいないと思うので、好きな映画や最近見た番組などを聞いてみましょう。

話を掘り下げるコツは、「なぜ、その人がそれを好きなのか?」という部分まで、きちんと捉えることです。

お笑いが好きという女性なら、面白い男性が好きなのかもしれないし、ひょっとしたら日常で疲れているのかもしれません。
男性であれば、面白い人に対する憧れがあるのかもしれない。

また、映画の感動したポイントには、その人の【価値観】が表れることが多いので、これを聞き出すのも面白いです。

距離を縮めたい場合は、その作品を見て、後日感想を報告しましょう。

「こんな素晴らしい作品を紹介してくれてありがとう!!」と感激されて悪い気はしないものです。

⑤ 流行った歌(初めて買ったCD)

学生時代に人気だったアイドルの話や流行った曲の話は、一緒でも違っていても盛り上がります。
5歳くらい年齢が離れるだけでも、挙がる名前が変わってくるので面白いものです。

また、カラオケで歌う曲などを尋ねてみるのもいいかもしれません。

仮に知らないアーティストであれば、どんな人なのか聞いたり、その場でスマホで調べながら、コミュニケーションを取りましょう。

学生時代によく聞いていた曲は、思い入れが強い場合も多いので、そこから過去のエピソードを聞き出すと、相手ならではのエピソードが聞けるはずです。

⑥ 仮定の話

私がいちばん好きなトピックです。

その人の価値観や個性が見えてくるので、異性として興味があるなしにかかわらず、いろいろと聞いてみたくなります。

「もし1年間休みがとれたら何しますか?」

「まったく別の職業を選べるとしたら何になりたいですか?」

「宝くじで1億円当たったら、どんな使い方をしますか?」

「会ってみたい偉人や有名人はいますか?」

現実的にはありえない仮定のほうが、突飛な回答が聞けて面白いです。

私は、ここでぶっ飛んだ回答を返してくれるような男性に惚れます。笑

⑦ お酒の失敗談

【失敗談】の開示は、めちゃめちゃ有効です。

心理学でも、失敗談を話すと相手からの好感度が上がるということが言われています。

人の脳は、失敗談や不幸な話が好きなのです。

相手の話を聞き出すのもいいですが、ここでは自分の失敗談を開示して相手との距離を縮めてしまいましょう。

お酒の席ではお酒の話題がとっつきやすいですが、それ以外にも、学生時代や仕事での失敗談なども使えます。

反対に、まったく飲めない人には、飲めなくても飲み会を楽しむ秘訣などを聞いてみるのもいいかもしれません。

⑧ 昔やっていたアルバイト

これ、意外と盛り上がるのです。

初めて経験したバイト、変わっているバイト、過酷だったバイト、バイト先の面白エピソードなどを聞いてみると、笑えるビックリネタが飛び出すことも多々あります。

現在の職業となると、場合によっては専門的で、質問がしにくいこともあるかもしれませんが、
アルバイトであれば「どんな仕事か?」といったことも割とストレートに聞きやすいと思います。

職業調査レポを作る感覚で聞いていると、面白い発見がたくさんありますよ!

⑨ フェチ

下ネタは相手によっては引かれたり、嫌悪感をもたれる場合もあるので織り交ぜ方が難しいのですが、
フェチであれば、それほどいやらしさを感じさせることなく、性的アピールにつなげることもできます。

この際、気をつけることは「自分の話をベラベラしない」ことです。

自分のフェチを語り出すと引かれます。

あくまでも【異性として意識してもらう】ためのスパイスとして活用ください。

このフェチの話題を使って、相手に「あれ、自分のことを気に入っているのかな?」と意識させるのです。

相手が「○○フェチ」と言ったときに、それが自分に当てはまれば「自分も○○だよ♪」とさりげなくアピールし、
当てはまらなければ「そっか~、当てはまらなくて残念…」と悔しがってみせる。

好意のチラ見せは、合コンやパーティの場でものすごく有効です!

⑩ 夢や目標

夢や目標を語る人の表情は、生き生きとしているものです。

仕事や何か打ち込んでいることがあるならば、この先の夢を聞いてみるとワクワクするような話が広がります。

壮大なものでなくても、例えばランニングをしているなら、目標タイムや出てみたい大会、改善したい点などを聞いてみればいいと思います。

また、自分が聞かれたときも、恥ずかしがらず、自己開示しましょう。

私の場合、「夢や目標に打ち込む姿を好きになった」と言ってもらえることが多かったので、夢を聞かれたときは、情熱を持って語るようにしています。

生き生きと頑張っている人が魅力的なのは男女共通だと思います。

私も夢や目標を持ち続け、チャレンジしている人が大好きです。

※とはいえ、最近は話を聞いていると「夢や目標を持たない」という方も一定数いるようですね。
ただ、そのことが「楽しい」からやっているというケース。

この場合は、未来ではなく、その【原点】に焦点を当ててみるといいと思います。
そのように感じたきっかけや理由はどこにあるのか、その人をワクワクさせている根底を探ってみるのです。

まとめ:会話に【素質】の善し悪しはない

恋愛カウンセリングのお仕事を始めてから、「会話が苦手」という悩みを聞くことが非常に多くなったのですが、
そもそも「相手に関心を持とうとしない」「話題を何も準備しない」というケースも多く、自分で苦手と決めつけていることも多くあります。

会話力は努力でカバーできます。
こう断言できるのは、努力して別人のように変わってきた人をたくさん見てきたからです。

私自身も本質は内向型なので、人と語るよりも、1人で黙って考えごとをしていたい派なのですが、
それでもスイッチを切り替えるように、必要な場面で求められるコミュニケーションをとることができるし、仲良くなりたい人と仲良くなることも得意です。

会話やコミュニケーションは素質ではなく、コツと場に対する「慣れ」だと思うのです。

だから、会話が苦手だという意識を持っていても、安心してください。努力を放棄しなければ必ず変われます。

現在、私は恋愛や婚活に関するカウンセリングを行っています(詳しくはサービスページからご覧になれます)。

ご興味がある方はお問い合わせいただけると幸いです。