うちの夫は過去に婚約破棄をされた経験があります。

彼の話や、結婚後に「あ~あ」と後悔している人の話をよくよく聞くと、そこに共通するのは「違和感があった」ということ。

違和感がありながらも、

「後に引けないし……」
「手放すのもったいないし」

といった気持ちが働いて、無理に話を進めた結果、関係が壊れているのです。

今回は「違和感」は、婚活における“危険信号”だという話をします。

婚活中の「違和感」とは何か?

以下に当てはまるなら、危険信号かもしれません。

・一緒にいて疲れる、楽しくない
・長時間一緒にいたいと思えない
・将来に不安を感じる
・相手のことが信頼できない
・結婚後の未来が想像できない
・他の人と付き合った方が幸せになれそうな予感がする

こうした思いを抱えていながら結婚を進めているなら、勇気を持って一旦立ち止まることも大切です。

結婚を考えている相手に違和感を感じたら?

違和感と向き合うことは大切にしてほしいのですが、ただし、前提として言っておきたいのは「完璧な人はいない」ということ。

何もかもが完璧に合って、息がぴったりで、欠点1つない相手なんていないです。

むしろ多くの夫婦を見ていても「夫婦は学び合いが必要な者同士が一緒になっている」ように感じます。

我が家は夫婦仲がすごく良いと思っていますが、夫に対して「私とは価値観が違うな」と思う部分もたくさんあります。

夫はすばらしい人だし、彼と結婚してよかったと心から思っていますが、彼を完全無欠な人間だとも思っていません。

もちろん、夫にとっても私は完璧な妻ではないと思います。

でも、それを含めて相手を深く尊重し、大切に思えることが結婚です。

違いを許し合ったり、乗り越えたり、自分のキャパを広げたり……

完璧でないからこそ、一緒に作り上げていくものなのです。

だから、「違いがある」、「合わない部分がある」からといって、それを即座に「違和感」と決めつけないことも大切です。

というのは、かつての私がこれを勘違いをしていたから。

私は夫との結婚前に同棲をしていた時期があり、様々な生活習慣の違いから「彼と合わない」という思いを抱えて悩んだ時期がありました(今考えるとマリッジブルー)。

でもね、これらは全て「乗り越えられる違い」でした。

同じ「違い」でも、2人次第で解決していける「違い」とそうでない「違い」があります。

結婚すると、さまざまな問題を一緒に解決していかなくてはいけない場面が出てきます。

そこで大切なのは「違いのあり・なし」ではなく、「問題を一緒に解決していける相手か」ということ。

だから、違和感の原因をきちんと分析すること、解決できない問題なのか冷静に見つめる時間はきちんと取るようにしましょう。

「一緒にいたいと思えない」という種類の違和感や「不誠実さ」を感じる言動をとる相手、
「将来が想像できない」という不安を感じるようであれば、これは良くない「違和感」。立ち止まって冷静になることをオススメします。

違和感の解消法は、一旦距離を置くこと

違和感を感じたときの対処法は一旦、相手と距離を置くことです。

私は先にも述べたように、結婚前にマリッジブルーになった経験があり、このときは彼と距離を置いたことが解決につながりました。

頭を冷やし、本当に乗り越えられない問題なのか、自分がモヤモヤしている原因は何かを見つめ直し、信頼できる人たちにも相談しました。

そして彼にも率直な思いを打ち明け、2人で話し合いました。

夫も私の不安に全身全霊で向き合ってくれて、解決策を考えてくれました。

その結果、不安はすべて払拭され、迷いなく結婚に進むことができましたし、あのとき一旦冷静になって、話し合いができたからこそ、絆が深まったと思っています。

こうした自分の経験から、結婚を考えている相手に対して違和感を感じたときには、以下のプロセスを意識してほしいなと思います。

① 一旦距離を置いて冷静になる

② その「モヤモヤ」は2人次第で解決できるものなのか考える

③ 納得いくまで相手と話し合う

それでも「違和感」が拭えないなら、勇気を持って手放すことも幸せになるためには必要です。

後悔しない結婚を選ぶためにも、ぜひ心得ておいてください。

ちなみに結婚相手の見極め方については、下記記事もご参考にしてください。

「婚活で相性を見極める方法」

今回は以上となります。最後までお読みくださり、ありがとうございました。