私が人見知りさんのための婚活の場を作りたいと思ったのは、私自身が人見知りで苦労してきたからです。
環境が変わるたびに、新しい場になかなか馴染めず、今でも仕事に関わること以外では、人の集まる場所に出て行かないし、知らない人が多くいる場には出かけていかない。
仕事に関する情熱と、会員さんへの愛は溢れているので、婚活イベントでは参加者にガンガン話しかけたりしているのですが(迷惑だったらスミマセン……)、
基本的には完全な内向型・人見知りです。
でもね、婚活の場って外交的な人、社交的な人のほうが圧倒的に有利。
そして人見知りさんや内向型の人にとって、婚活って時に過酷。
初対面の人と会って話をするだけでもエネルギーを使うのに、「この人だ!」と思える人に出会えるまで新しい人と会い続けなければいけない。
だからこそ、人見知りさんが疲弊せず、素敵な出会いを見つけられる場づくりをしたい、
「対話」を大事にし、疲れたときには何でも相談できる相手がいる“優しい居場所”を作りたいというのが私の思いでした。
というわけで、「人見知り婚活」というコンセプトを掲げて、日々活動をしております。
私は人見知りがコンプレックスだった
昔はね、人見知りしてしまう自分が嫌いでした。
新しい場所に行っても楽しめず、疲れてしまうことのほうが多かったから。
人の集まる場になじめず、居心地の悪い思いをしたことが何度もあったから。
フットワークが軽く、すぐに友達を作れてしまうようなタイプがうらやましかった。
なんかね、人生損してる気がしてたんですよ。
同じように生きているのに、社交的な人はいつもキラキラして見えたから。
仕事もプライベートも充実して、何もかも成功しているように見えたから。
それで20代半ばまでは「社交的」になろうと努力していました。
客観的に見たら、そこそこリア充に見えたと思いますが、その裏ではそれなりの努力をしていました。
でもまあ、努力のかいもあって、今では初対面の人ともそれなりに会話が交わせるようになり、
そうしたテクニック的な部分、メンタルの保ち方については、このブログでもたびたび取り上げているし、婚活コンサルでも指導しているのですが、
根本的な性質っていうのは、やっぱり変わらないんですよね。
ある程度のエネルギーは、どうしたって使う。
それであるときから、社交的になる方法ではなく「人見知りでも人生を楽しむ方法」を模索するようになりました。
そうして、「好かれようとすることをやめる」「ネクラキャラ全開で生きてみる」ようにしたら、心の負担がキレイさっぱりなくなりました。
好かれようとすることをやめたら、生きやすくなった
あるときから「友達って、数じゃなくて質だな」と気付いたんですよね。
本当に信頼できる人たちだけ傍にいれば、それで十分だなと。
そして、私には信頼できる家族も、友人も、仕事関係の仲間も、パートナーもいたので、「別に他の人に嫌われようが構わない」とスッパリ割り切れるようになったのです。
だから、好かれるために無理して人に合わせることも、こびることもなくなり、興味のないお付き合いやイベントは基本的にすべて断るようになりました。
でも、そのせいで新しい出会いがなくなったり、人間関係にヒビが入ったりしたかというと、まったくそんなことはなかった。
そもそも人見知りだからって、別に「人と仲良くなれない」わけではなくて、気が合えばすぐに仲良くなるし、深い関係を築くこともできる。
自然体でいても仲良くなれる子とは仲良くなれるし、好きになってくれる人も、好きな人もたくさんいる。
そう思ったら、人見知りをコンプレックスに思うことなんて全くないんだなと思えた。
無理して「人脈を作ろう」とか「仲良くなろう」としたところで疲れるし、そういう意識で接していても良い関係って築けないんですよね。
それがわかってからは、無理して人に合わせたり、好かれようとするのを一切やめました。そしたらビックリするくらい生きやすくなりました。
それどころか、人に合わせて生きていた頃よりも周りから愛されるようになりました。
ネクラキャラ全開で生きてみることにした
婚活をお仕事にされている方って、社交的で世話好きな方が多いです。
やっぱり太陽みたいに明るい方が多いし、そういう人のところに人は集まるのかなとも考え「私には向いていないのかな……」と悩んだこともありました。
でもね、自分が人見知りで悩んできたからこそ、自分からアプローチできない人の気持ちとか、婚活の場が苦手な人の気持ちとか、痛いほどわかるんですよね。
だからこそ、自分にしかできないこと、自分だからこそわかってあげられることもあると思っているし、
私自身は、人見知りさん、繊細さん、不器用さんの絶対的な味方、相談役でありたいと思っています。
幸いなことに、当社の婚活カウンセラーの浜口や「人見知りハウス」でパーソナリティーを務めてくれているまちゃこさんは、外交的で太陽のようなタイプのため、
「明るく社交的な人に担当してもらいたい」という希望があれば、2人にお任せすることができます(2人のプロフィールはこちらから)。
何事も役割分担です。
私は太陽にはなれないけど、それでも私を好きになってくれる人は「落ち着いたところが好き」「安心して話ができる」と言ってくれます。
無理して明るく振る舞わなくても、自分を必要としてくれる場所や人はいます。自分に合った場所は必ずあります。
人見知りだって婚活に何も問題はない!
人見知りさんが、出会いの場に行くときには基本的に「少人数」の企画に参加することをオススメします。
また、アポを詰め込みすぎないこと、人と会う時間と同じくらい自分1人で過ごす時間も大切にしてください。
あとは婚活に関して心を許して何でも話せる存在がいることも大事です。
繰り返しになりますが、人見知りさんは対人スキルが低いわけではなくて、外交的な人とは異なるアプローチ法やメンタルケアが必要なのです。
何か不安なことがあれば、私にもいつでもご相談ください。
また、人見知りさんでも安心して参加できるような婚活イベントの運営、マッチングサービス、婚活コンサル等も行っていますので、ご興味がある方はお問い合わせいただけると幸いです。
これからも皆さんの婚活を応援しています!