「お見合いをしても断られてしまう」
せっかくお見合いを組めても、残念ながら、そこから次のステップにつなげられない人、「また会いたい」とならない人がいます。
お見合いが上手くいく人、上手くいかない人の違いは何でしょうか?
今回は結婚相談所の所長として数多くのお見合い事例を見てきた私が、お見合い後「また会いたい」と思ってもらえる人になるコツを教えます。
婚活パーティーやアプリでも使えるテクニックが盛りだくさんなので、婚活中の皆さんはぜひ読み進めてみてください。
お見合い後に断られる理由① 暗い雰囲気・話し声が小さい
男女関係なく、暗い雰囲気や声が小さくて話が聞き取れない人は嫌がられます。
無言で頷いているだけ、相手と目を合わせない、笑わない人も暗い印象を与えてしまいます。
「明るい印象」は以下を意識するだけで作ることができます。
・アイコンタクトをきちんと取る
・ハキハキと話す
・聞き役に徹さずに自分からも話題を投げかける
簡単でしょ。でも、この当たり前のことができず苦戦している人もいるのです。
また、相づちも単に頷くだけでなく、バリエーションをつけましょう。
なるほど、たしかに、へえ~、そうなんだ!、わかるわかる……など、プロのカウンセラーは相づちだけでも何種類ものバリエーションを使い分けています。
相手に気持ちよく話を続けてもらうためにも、相づち上手になりましょう。
さらに喜怒哀楽の感情表現も意識してみてください。
・相手が楽しそうに話をしている時は楽しそうに話を聞く。
・相手が悲しそうに話をしている時は悲しそうに話を聞く。
心理学でも、相手のトーン(テンポやテンション)に合わせて話を聞くことで、より好意を持ってもらいやすくなるということが言われています。
相手のペースに合わせながら、積極的に話に耳を傾けている姿勢を示しましょう。
お見合い後に断られる理由② えらそう・高圧的
これも男女ともに嫌われます。
・腕組み・足組みをする
・店員さんに対する態度が高圧的
・批評や否定的な意見を言う
特に腕組み・足組みは、無意識にやってしまっている人も多いと思うので注意してください。
「クローズドポジション」と呼ばれるこれらの姿勢は、相手への拒絶を表します。
特に足を組むことは「えらそうで嫌」という声を多々聞きます。大変不評なので気をつけてくださいね。
また、相手に認められようとして「自慢話」をしたり、人脈アピールをしたりすることも厳禁です。
いいですか、お見合いでマウントを取る必要はありません!
相手の意見に批判的・否定的な感想を言ったり、お説教くさいことや持論を語ることも控えましょう。
初回のお見合いの目的は「また会いたい」につなげることです。思い出してくださいね。
お見合い後に断られる理由③ 見た目がイケてない
「写真とイメージが違った」というのも、“お見合いあるある”で相手をガッカリさせてしまいます。
当日の身なりは、お見合い写真に近づけたものがベストです。
また、お見合いやデート用の服は、何着か用意しておきましょう。
お見合いが上手くいかない人は、外見に対する意識が低いことが多いです。
「これで大丈夫」という基準が甘いのです。
外見は120%の気合いを入れて臨みましょう。外見に対する自己投資は惜しまないようにしましょう。
靴やカバンはボロボロでないですか? 髪はセットしていますか? 爪は伸ばしっぱなしではないですか?
努力でいちばん変えやすい部分が外見なのです。
自分のセンスに自信がないなら、担当の婚活カウンセラーや率直な意見をくれる友人、行きつけの美容師さんやショップの店員さんなどに積極的に相談することをオススメします。
また、もう1つ覚えておいてほしいポイントは、出会い初期に個性は不要、「無難」がベストということです。
自分の好みやこだわりは、親しくなってからオープンにすればよくて、初回のお見合いで大切なのは「マイナス点」をつけられないこと。
そして男女ともに何より大切なのは、清潔感です。
ファッションで個性を発揮するのは関係性が深まってからと覚えておきましょう。
男性であればゴツいアクセサリーを付けたり、ラフすぎたりしないこと。スーツ・白シャツ・ジャケットなどが基本です。
女性であれば派手すぎるメイクやネイルは控え、スカート着用、パステルカラーなど柔らかい色を選ぶようにしましょう。
お見合い後に断られる理由④ 最低限のマナーが守れない・落ち着きがない
お見合い時間に遅刻していく、お礼を言えないなど当たり前のことが当たり前にできない人は当然ですが、お断りされます。
プロフィールも事前にきちんと読みこんでいきましょう。これは相手に対する最低限の礼儀です。
また、メニュー選びにいつまでも時間をかけてしまったり、1つしかないメニューをいきなり一方的に占領してしまったりしないこと(特に男性は気をつけて)
婚活で求められるのは「大人のマナー・立ち居振る舞い」です。
落ち着きのない言動もお断りの要因になるので気をつけてください。
まくしたてるような話し方や貧乏ゆすり、緊張から生じるソワソワとした動作は”落ち着きのない”マイナスな印象を与えます。
「また会いたい」のキーワードは“余裕”です。余裕のない態度は相手を疲れさせるし「また会いたい」には繋がらないのです。
お見合い後に断られる理由⑤ 会話が楽しくない
会話の基本は「聞き上手」になることです。
・自分から質問を投げかけていますか?
・受け答えが短文で終わっていませんか?
・相手の話にしっかりリアクションをとっていますか?
できているつもりでも、話し下手さんは自分からの質問や笑顔、リアクションが足りていないことが多い。
一方的な質問はインタビューのようになってしまうので、適度な自己開示をしながらも、相手により多く話してもらうことを意識しましょう。
「相手に興味を持っている」という姿勢を示すことは最高のおもてなし。
まずは、相手のプロフィールから「共通点」を探して掘り下げていくことがポイントです。
会話は話題を切り替えるパターン(別の質問に変える)と1つの話題を深掘りしていくパターンがありますが、人が心地よく感じるのは深掘りしていくパターンです。
相手の反応を見ながら、表情がゆるんだり、楽しそうな様子が垣間見えたりしたら「それでそれで?」と、その話題を掘り下げて聞くこと。
自分の話に興味を持ってくれて、さらに理解を示してくれる相手を嫌いになることはありませんから。
ぜひとも聞き上手になって、相手の心をつかんでください。
もうお見合いで断られない!/また会いたいと言われる自分になる
お見合い初回のミッションは「また会いたい」と言ってもらうことです。
そのために必要なことは好感を持ってもらうこと、マイナスの要因を潰していくことです。
「素の自分を見てほしい」というのは仲良くなってから。
初回のお見合いは、どうしたって表面的な部分で判断されてしまうし、そうした表面的な印象でお断りされていては意味がありません。
もちろん人間同士ですから、どうしたって相性が合わないというケースもあると思います。
しかし、それを除けば「また会いたい」と思ってもらうことは、それほど難しいことではないのです。
今回の記事のポイントをしっかりと押さえて、ぜひとも選ばれる自分になってください。
皆さんの婚活を応援しています!