コミュ障専門の恋活カウンセラー、アスナです。
モテについて日々研究を重ねている私ですが、
モテる人の条件の1つに「会話上手」という点が挙げられます。
でも、会話上手とは必ずしも「自分から主体的にベラベラ話す」ことではありません。
面白いことが言えなくても、会話で主導権をとらなくても、会話上手になることはできます。
会話上手になりたいのであれば、「聞き上手」になればいいのです。
今回は聞き上手になるためのポイントをお伝えします。
聞き上手のための基本テクニック
人は自分を理解されたいという欲求を持っています。
それゆえ、自分に理解を示そうとしてくれる人、自分の話を真剣に聞いてくれる人を嫌いになることはありません。
まずは、相手の話をしっかりと聞いていることを伝えましょう。
このときのポイントは4つです。
① 姿勢
② アイコンタクト
③ うなずき+相づち
④ リフレクション
1つずつ解説していきますね。
① 姿勢
「相手の話をしっかりと聞いている」という姿勢を作ります。手を動かしたり、他の動作は止めます。
姿勢にはオープンポジションとクローズポジションの2種類があることをおぼえておきましょう。
オープンポジションとは、真正面に向き合って、両足を少し開き、手のひらを相手に見せるポーズです。
相手を受け入れるという姿勢であるため、相手からの好意や歓迎、信頼に繋がりやすくなります。
クローズポジションの例は腕組みです。無意識のうちに相手を拒絶するポーズで、相手に警戒され、嫌われる要因になるので注意しましょう。
そのため、手を組んだり、足を組んだりすることはやめましょう。
② アイコンタクト
アイコンタクトは「相手を認めている、受け止めている」ことを示す手段です。
相手が目線を欲しがっているときに合わせて、相手と目線を2~3秒間、合わせます。
特に男性は話しながら無意識に確認の目線を求めています。
男性は自分が伝えたいことを話すとき、相手の目を見て、自分の話が伝わっているか確認する習性があります。
この「何かを伝えたいタイミング」を見逃さず、目線を合わせることがポイントです。
目線を合わせることで信頼関係を築き、相手にいい印象を与えることができます。
話をするときは、しっかりとアイコンタクトをとることを意識しましょう。
③ うなずき+相づち
的確なうなずきや相づちによって「相手の話をしっかりと聞いている」という印象を与えることができます。
うなずきにも2種類のうなずき方があります。
・小さなうなずき
・大きなうなずき
小さなうなずきは、文章でいうと「、」
相手の話の「、」の部分に合わせて、小さく首を動かして「うんうん」とうなずきましょう。
大きなうなずきは、文章でいうと「。」
相手の話の「。」の部分に合わせて、より深く大きく「へえ~」とうなずきます。
さらに、うなずきながら「ふ~ん」「へえ」「ほお」「ええっ」など、バリエーションのある相づちを加えていきましょう。
プロのカウンセラーは相づちだけでも何種類ものバリエーションを持っているそうです。
会話ベタさんは、うなずき+相づちを練習するだけでも、相手からの印象が劇的に変化します。
④ リフレクション
リフレクションとは相手の話を要約して繰り返すことです。
相手に肯定感を与えつつ、相手と感情を共有することができます。
とはいえ、要約といっても難しいと思うので、その場合は相手が言った最後の言葉を繰り返してみましょう。
例:「この間の連休は、群馬にスキーに行ったんだ。温泉にも入ったけど、リラックスできたよ」
→ 「そっかあ、リラックスできたんですね。何泊くらいされたのですか?」
自分が言葉を続ける前に、ひと言、繰り返しを入れてみることを意識してみましょう。
「あなたの話を理解しています」ということを伝えるのに、リフレクションは非常に有効な手段です。
聞き上手は、話題の提供が上手
会話上手の基本は「相手に話をさせる」ことです。
では、どうすれば相手に話をさせることができるのでしょうか。
まずは基本的な会話トピックを頭に入れておきましょう。
以前、別の記事にも書きましたが、「適度に整理すべし」で覚えておきましょう。
雑談の切り口として、よく使われる合い言葉の1つに「適度に整理すべし」というものがあります。
テ テレビの話
キ 気候や季節の話
ド 道楽(趣味)の話
ニ ニュースの話
セ 生活の話(休みの日の過ごし方など)
イ 田舎(出身地)の話
リ 旅行の話
ス スターやスキャンダルの話
ベ 勉強(知識)の話
シ 仕事の話
会話に詰まったときは、「適度に整理すべし」、ぜひ思い返してみてくださいね。
このトピックを順に探っていき、相手の反応がよかったものを掘り下げていきましょう。
聞くときには、先ほど述べた4つの基本テクニックを使って、しっかりと相手の話を聞きましょう。
会話を引き出すための質問の方法
相手が人見知りで、あまり話題を膨らませることのできない人だと会話にもひと苦労です。
「どこに住んでいるんですか?」 「○○です」
「趣味は何ですか?」 「○○です」
といったように、会話が短文で終わってしまうからです。
このように短文で会話が終わってしまう人に対しては、質問の仕方を変えてみましょう。
例えば、「おいしいラーメン店を探しているのですが、何かオススメはありますか?」と聞くと
相手は「どのようなエリアで探しているの? 何ラーメンが好きなの?」など、質問を返してくれる可能性が高くなります。
オススメは、相手の得意分野、好きな分野を見つけて、「教えてもらう」ことです。
相手が喜んで話してくれることを探し当てるゲームだと思うと、楽しくなってくるはずです。
会話上手は聞き上手
今回は以上となります。
自分から主体的に多くを話さなくても、相手にたくさん話をさせることができる「聞き上手」になれば、会話は十分に楽しむことができます。
ぜひ、この記事でとりあげたテクニックを活用してみてくださいね!