結婚相談所で出会った相手とお付き合いをしていて、関係も進展している。

だけど「もっと良い人がいるかも…」という気持ちが拭えない。

このまま、この人と付き合っていていいのでしょうか?

そのようなご相談を受けることが、たびたびあります。

結論から言うと、婚活中に「他に良い人がいるかも」という気持ちになったとしても、その気持ちに従う事はオススメしません。

なぜなら、そのような決断をした結果、「前にお付き合いをしていた人のほうがよかった」と後悔している人たちをたくさん見てきたからです。

今回は、このテーマについてもう少し詳しく書いてみます。

婚活中の「もっと良い人がいるかも…」は幻想です!

最初にハッキリ言っておくと、婚活中に「もっと良い人がいるかも」という思いが湧き上がってきても、それは幻想だと思ったほうがいいです。

婚活市場には多くの異性がいるため、選択肢のカードを多く持っている気になってしまいがちなのですが、

あなたの手元に巡ってくるカードの質自体が変化することはありません。

どういうことかというと、

婚活で出会い、お付き合いに至る相手のレベルは、あなたと同程度のレベルの相手であって、

今お付き合いしている人のレベルを圧倒的に超えるような存在が急に現れることはないということです。

本当に面白いもので、見た目、年齢、年収、性格などをトータルしたときに、総合点が釣り合う者同士でしか結ばれないのです。

時折「相談所に入っても、ロクな人と出会えない」と文句を言う人がいるのですが、それは厳しいかもしれませんが、あなたが釣り合う人がそのような相手なのです。

家探しにたとえるとわかりやすいのですが、

自分の年収が限られているのに、豪邸に住むことはできないですよね。

都内で、通勤圏内30分以内で、家賃は6万5000円以下で、間取りは……と条件を絞り込んでいくと、住める物件のタイプは大体限られてくると思います。

「家賃6万で住める、都心の超豪華な3LDKのタワーマンションがありますよ!」

なんてことはないわけで、仮にあったとしても何か絶対にワケがあるはずです。

婚活も同じで、自分の魅力に応じた相手が、あなたの目の前にいる相手なのです。

まずは、この現実をしっかりと受け入れて「目の前の相手以上の人はいない」と心に刻みましょう。

「もっといい人」などいない。何を優先させるかが大事!

人は誰でも完璧ではありません。そして物事には表と裏があります。

完全無欠なパートナーなどいないわけで、結局は「何を優先させるか」なのです。

誰もが認めるイケメンと結婚すると、浮気の心配が増えるかもしれません。

年収が高い男性でも、仕事が忙しく、家族との時間を取れないという人もいるかもしれません。

私の夫はとても優しいですが、その分、優柔不断なところがあります。

このように物事は、単純に表の「良い面」だけでは測れないこともあるのです。

「もっといい人がいるかも」という考えに縛られがちな人に限って、いざ別の人に乗り換えると「今度はこの人のココが気に入らない」と言い出すものです。

相手に「完全さ」を求めるのではなく、自分にとって何が優先なのかを見つめ直してみましょう。

目の前の相手と、きちんと向き合おう!

今お付き合いをしている方がいるなら、まずはその方としっかり向き合いましょう。

そして、AさんとBさんを比べる、といったことではなく、「その相手と過ごす未来」をきちんと見つめることです。

「この人といるくらいなら、一生独身でもいいわ」と思うのであれば考え直してもいいかもしれないけれど、

そうでないのなら、目の前の相手と「どうしたら、もっと良い関係を築けるか?」を考えてみたほうが絶対にいいです。

「もっと良い人がいるかも」と考えてもいい人とは?

ただし、稀に本当に「もっと良い人がいるんじゃない?」と言えるケースもあります。

①本人の自己肯定感が低く、本当にダメな相手(モラルがない、DV気質など)とお付き合いしている

②本人の魅力が非常に高く、婚活における選択肢が豊富にある場合

上記に該当する場合には、現在のお付き合いそのものを見直してもいいかもしれません。

判断基準がわからなくなったときや悩んだときは、婚活カウンセラーや信頼できる知人に相談してみることもオススメです。

婚活中の「もっと良い人がいるかも…」が婚期を遅らせる!

とても厳しいタイトルの記事になってしまいましたが、

実際に婚活市場には「もっと良い人がいるかも…」を延々と続け、せっかくのご縁やタイミングを逃してしまう人が多くいます。

そのような事にならないためにも、もう一度、冷静に目の前の相手と向き合ってみてください。

皆さんの幸せな結婚を応援しています!