婚活カウンセラーのアスナです。

最近『0秒思考』という本をオススメしてもらい、読んだのですが、考え事を整理するのに非常に役立つ本だったので、ご紹介したいと思います。


『ゼロ秒思考』(赤羽雄二著、ダイヤモンド社)

このような方にオススメです。

・悩んでいるけど、考えが上手くまとまらない

・考えているうちに別の不安が浮かぶ

・行ったり来たりで結論が出ない

・考えたつもりでも、前進できていない

・深く考え出すと、思考が迷宮入りしてしまう

当てはまる方は、ぜひ記事を読み進めてみてください。

モヤモヤしたら、浮かんできたことをメモしよう!

『0秒思考』に書かれていることは、とてもシンプル。

「頭に浮かぶことを次々とメモに書くだけ」です。

ただし、パソコンではなく、手書きでA4の紙に書くことがポイントだそうです。

悩んでいるときの頭の中は、モヤモヤしていることが多いですが、それらをすべて言葉にして書き出すのです。

その際は、嫌な気持ちも、人の名前も、欲望も憎しみも、遠慮なく全部吐き出すことが大切だそうです。

例えば、婚活でいえばこんな感じでしょうか。

 

【タイトル:婚活が上手くいかない理由】

――どうして私は婚活が上手くいかないのだろう。
――私に魅力がないのだろうか?
――いや出会いに恵まれていないだけの気がする。
――でも、良い出会いってどこにあるのだろう。
――自分が見つけられていないのかな。
――今までやったことのない方法を試してみようかな。

 

私もこの本を読んで、モヤモヤしていることを早速紙に書き出すようにしてみたのですが、

最初はドロドロとした、後ろ向きな感情しか出てこなくても、書き進めるにつれて、自然と前向きな気持ちを取り戻せていることに気付きました。

しかも、悩みの論点がズレていることが客観的に見えてきたり、行動するべきことが見えてきたり、「こんなことで悩んでいる場合ではないな」と自然と思えてくるのです。

メモを書くときのポイント

さらに、メモを書き出すときには、以下のようなポイントを心がけるといいようです。

・タイトルをつける
・右上に日付を入れる
・1分以内に書く
・思いついたことは何でも遠慮なく書く
・ダラダラと書かない(1つのテーマにつき、6行まで)

「ダラダラと書かない」というのは、大事でないことや論点の違うことまで書いてしまうからだそう。

書き出した文章から、新たなテーマが出てきたら、そのテーマについて、また新たにメモをする。

そのようなことを繰り返していると、あっという間に10枚分くらいの量になるし、書き終わる頃には不思議とスッキリとした気持ちになります。

気分が悪いとき、腹が立ったときも、上記のやり方でメモに書き出してみるだけで、気持ちがかなり落ち着きます。

頭で想像するより、ペンを動かしてみるほうが実感できると思うので、ぜひトライしてみてください。

ちなみに、タイトルは難しく考えず、パッと思い浮かんだことでいいそうです。

恋愛や婚活でいえば、こんなテーマで書くこともできるかと思います。

・なぜ彼は連絡をくれないのか?
・どうすれば二人の関係を深められるか?
・相手に喜んでもらえるデートとは?
・この人と結婚していいか?
・どうやったらケンカを減らせる?

もちろん、恋愛や結婚に限らず、仕事や人生など何にでも応用できます。

メモに書き出すことのメリット

私がこれを実際に実践してみて、「良かったな」と思えたのは以下のような点です。

①思考が整理される

②モヤモヤしていた感情を言語化できる

③自然とポジティブになれる

④大事な事とそうでない事の区別や優先順位がわかる

⑤課題の解決がよりスムーズになる

人間関係やパートナーとの関係でのモヤモヤはもちろん、仕事のアイデア出しや自己カウンセリングにも、この方法は役立ちます。

書き留めることで、堂々めぐりがなくなるため、いつまでも同じ事で悩むことなく、考えが一歩進むのです。

また、同じ事で悩みそうになったときは、前のメモを見返したり、もう一度同じテーマで考えを書き出すと、以前よりもさらに心が軽くなるのを実感できます。

私はこれを実行してから、すべてにおいてスピード感が上がった気がします。ぜひ習慣にしたいと思います。

先延ばしせず、仮説を立て、行動する

もう1つ面白かった話は

成功する人は、「仮説を立てて、実際に行動し、修正する」。このサイクルが非常に速い、という話です。

これはビジネスはもちろんですが、婚活でも同じだと思います。

上手くいく人、モテる人は、とりあえず「トライ」してみる。

そして上手くいかなかったときは、すぐに反省を活かして行動を切り替える。

例えば、婚活をするなら「婚活パーティーに行ってみよう」とまずは行動してみる。

そして上手くいかなかったときには、何が悪かったのか分析し、

「大人数よりも1対1で話すような場の方が向いているのではないか?」という仮説を立てて、次は1対1で対面できるような場に出かけてみる。

このスピード感が速い人は、あっという間に上手くいきます。

考え込んで堂々巡りをしてしまう人、同じ行動パターンから抜け出せずにいる人は、やっぱりその分、時間がかかってしまう。

先延ばしせず、仮説を立て、行動する。

その後押しをしてくれるのが、このメモへの書き出しなのです。

『0秒思考』のススメ

他にも企画書の書き方やビジネスでの活用法、メモのフォーマットなど、さらに詳しい書き方については、こちらの本を読んでいただけたらと思います。


『ゼロ秒思考』(赤羽雄二著、ダイヤモンド社)

私は実践してみて、自分にとって良い効果を得られたので、興味のある方はぜひ試してみてほしいなと思います。

それでは今回は以上となります。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。