【結婚で後悔しない！】幸せな結婚のための心構えとは？

結婚相談所を運営しているので、私は日々、婚活中の皆さんと接しているわけですが、

どんな時も忘れないでいてほしいのは、「結婚はゴールではなく、スタート」であるということ。

恋愛とは違い、結婚は嫌になったら別れる・距離を置く、ということも簡単にはできません。

だからこそ、焦りや世間体などに惑わされて、後悔するような不幸な結婚生活だけは選ばないでほしいと思っています。

今回は婚活中の皆さんに向けて、結婚相談所の代表として、そして１人の既婚者として、幸せな結婚をするための「心構え」をお伝えしたいと思います。

結婚の心構え①　完全な自由はなくなる

結婚すると、独身時代とまったく同じ生活はできなくなります。

「結婚＝不自由」だとは私自身は思っていないですし、我が家はお互いの自由を尊重しあっているので「結婚して何かができなくなった」とかは一切ないですが、それでも独身時代と生活は変わりました。

私の場合でいえば、些細な物音で目が覚めてしまう体質なので、夫と一緒に暮らし始めてからしばらくの間は、不眠に悩まされましたし、

終電過ぎまで飲んでタクシーで帰ってくる、みたいなこともほとんどなくなりましたし、朝10時過ぎに起きてくるような生活も変わりました（夜型から早起きになった）。

明け方近くまで仕事していることも以前はよくあったのですが、夫に合わせて早めに仕事を切り上げるようになりました。

一般的には、結婚すると以下のようなことが変わってくると思います。

・お金の使い方
・家事
・生活スタイル・リズム
・友人たちとの付き合い

独身時代は誰にも気兼ねなく自由にできたことも、一緒に生活していく以上は相手と足並みをそろえないといけない場面が出てきます。

独身時代とまったく同じでいることは不可能です。

そして生活が変わることは、大なり小なりストレスが発生するものです。

自分だけの都合では決められなかったり、思い通りにいかなかったりすることも多々出てくるものです。

今、独身生活を謳歌している人は「本当に今の生活環境が変わってでも、一緒にいたい相手か」を問い直してください。

反対に、まだやりきれていない事、独身時代にやっておきたかった事があるなら、今のうちにチャレンジしておきましょう。

また、異性と気軽にデートできるのも、独身時代ならではの特権です。

「独身生活はもう十分満喫した」と言いきれるくらい、後悔のない独身生活をまずは過ごしてください。

結婚の心構え②　問題になりそうな要素は事前にチェックしておくこと

結婚後に「こんなはずじゃなかった」と言っている人たちの話を聞くと、結婚前の情報収集不足が原因のケースが多いです。

つまり「そこまで確認していなかった。見ていなかった」ゆえに、結婚後に「こんなはずじゃなかった！」となるのです。

以下は結婚後に問題になりやすい点なので、きちんと見ておきましょう。

・お金の使い方に気になる点はないか

・お相手の家族はどんな人たちか

・酒癖

・ギャンブル癖

・浮気癖はないか

・精神的に安定・自立しているか

・ケンカした時にきちんと話し合いができるか

・店員さんに対する態度は横暴でないか（いずれあなたにも向けられる態度です）

これらは表面的には見えにくい要素でもあるので、

結婚前には、短期間でもいいので一緒に暮らしてみたり、旅行をしてみたり、長時間（回数ではなく）一緒に過ごしてみることをオススメします。

あとはやっぱり、思いやりがあって優しい人を選んだほうがいいです。これは間違いない。優しさや思いやりの欠けた結婚生活ほど不幸なものはありません。

だから年収など、表面的な条件だけでは絶対に相手を選ばない方がいいです。幸せな結婚生活に「優しさ」「思いやり」は欠かせません。

結婚の心構え③　基本的に相手は変えられない

中には「結婚すれば変わってくれると思った」と言って、結婚を決める人もいます。

しかし、人は変わりません。

そして相手を変えようとすると、結局は自分が苦しむことになるのです。

だから、相手を変えようとするのではなく、基本は自分の考え方を変えること。相手の短所も含めて上手くやっていけるか問い直しましょう。

どうしても「相手の○○が受け入れられない」というのであれば、別れるという選択肢も考えるべきだと思います。

相手に変わってもらうことを期待するのではなく、自分のあり方を変える。

自分がコントロールできる範囲で、どうしたら状況が良くなるかを考える。

これは良好なパートナーシップを築く上でも基本となる考え方です。

結婚の心構え④　引き算ではなく、足し算で物事を見ること

人は完璧ではありません。

そして、どんなに素敵な人でも、好きな相手でも必ず短所はありますし、一緒に過ごすと欠点が見えてきます。

だからこそ、減点思考がクセになっている人は、結婚生活が始まると、相手のことがドンドン嫌になってしまうと思います。

どんな物事や人にも、プラスの面とマイナスの面があります。

幸せを感じられるか、結婚生活がどんどん惨めになってしまうかは、そのどちらの面に焦点を当てるかで変わってきます。

日頃から引き算で物事を考える人は、「足し算」の思考を意識して身につけてほしいなと思います。

これは、お見合いや婚活中から意識して変えることができると思います。

「○○がダメだった」「○○が嫌だった」ではなく、「○○してくれてありがとう」とやってくれたことを数える。「こんなステキな面がある」と良い面に目を向ける。

減点思考は結婚生活を不幸にする元凶になります。

ぜひとも今のうちから、意識して「足し算」の思考を身につけるようにしてみてください。