人見知り婚活アドバイザーのアスナです。
都内で婚活イベントや結婚相談所を運営しております。
さて私は、仕事柄、さまざまな婚活ブログを日課のようにチェックしているのですが、
婚活に疲れている人、本当に多いですよね。
焦りや「何かしなくちゃ!」という思いで、ついつい頑張ってしまう気持ちも痛いほどわかるのですが、
その必死さや疲れは、幸せな結婚をますます遠ざけてしまいます。
今回は、うちの相談所に入会後、婚活疲れしまくっていたアラサー女性、Aさんが幸せな結婚をつかむまでの話を紹介します。
婚活疲れの原因は、行動に成果が伴わないこと
Aさんは31歳の女性。明るくハキハキとした美人さんでした。
社交的でお友達も多いというAさん。
私も担当カウンセラーも、すぐに成婚が決まると思っていました。
ただ、1つだけ問題がありました。
彼女は、ものすごくイケメン好き(しかも王子様系がタイプ)だったのです。
だから、見た目が気に入らなければ、即お断りということをしていました。
ただ一方で、彼女の場合は圧倒的な行動力と積極性がありました。
「絶対に1年以内に婚約する」という目標を掲げ、毎月申し込める最大人数まで、自分からお申し込みをしていました(ただし、イケメンに限る)。
しかし、残念ながら現状は甘くありませんでした。
自分からお申し込みをしても、ほとんど断られ、たまにお見合いが組めても、その後に発展しない。
そうした現実を目の当たりにし、段々と彼女は疲弊していきました。
婚活疲れ……でも、休めない!
それでも彼女は申し込みを続け、男性たちと会い続けました。
もはや、婚活は彼女にとって「しなければいけないもの」という強迫観念のようになっていました。
しかも、結婚相談所以外にも婚活アプリを使っていたようですが、そこでも上手くいかなかったようです。
あるとき、彼女はゲッソリした顔で私にこう言いました。
「自分の何が悪いのかわかりません。こんなに頑張ってるのに……。もう疲れました」
彼女は婚活でだいぶ無理をしていたようです。
理由の1つはアポの詰め込みすぎ、もう1つは、素の自分を出せていないフラストレーションでした。
本来はカジュアルな服装が好きなのに、お見合い向けに女性らしいワンピースを買い、
お酒が大好きなのに、男性と食事に行くときには、お酒をほとんど飲まず、
おしゃべりが大好きなのに、控えめで家庭的なキャラを演じ、
もはや、ここまで来ると、本来の彼女らしさゼロ。
それなのに……
そこまで頑張っているのに、まったく報われる気配がない。
彼女の頭には疑問とイラ立ちと焦りが渦巻いていました。
そして、結果がついてこない徒労感から、彼女は完全に婚活疲れに陥っていました。
「もう妥協して、好きでもないけど、もらってくれる人と結婚するしかないんですかね……」
ついには、そんなことを言い始めました。
これって婚活疲れ? 当てはまっていたら要注意!
「婚活に疲れた」と思ったときは以下のことをチェックしてみましょう
・婚活に関するすべてが面倒だ
・会うのが作業に思えてくる
・自分は価値がない人間に思える
・本来の自分らしさよりモテを優先する
・合わない相手だと思いながらも惰性で付き合う
Aさんの場合には、この全てに当てはまっていました。
まさに“婚活疲れ”でした。
そこで、私は3つのことをアドバイスしました。
・無理しないこと(ペースを落とす)
・空いた時間を使って、婚活以外にも好きなことをする
・自分らしさをもっと出すこと
これまでの彼女は、週末をすべてお見合いやデートで埋め尽くしていました。
そのため、ペースを落とし、デートやお見合いは本当に会いたいと思う人だけに絞ること、
その分、空いた時間は婚活以外のことに思いっきり打ち込むことをアドバイスしました。
また、好かれるように無理をしたところで、長い結婚生活はストレスがたまるだけです。
だから、「好かれる」ことよりも、「自然体でいても居心地がいい」と思える相手を見つけるようアドバイスしました。
その結果、彼女は、まず婚活アプリを退会し、結婚相談所1本に絞りました。
また、以前は外見が好みであれば、片っ端から申し込みをしていたのですが、
「本当に自分と合いそうか」という視点で相手を判断するようになりました。
以前は週末にお見合いやデートの予定が入っていないと、不安でしかたない彼女でしたが、
「休んでエネルギーをチャージする、というのも婚活では大事なこと」という私の言葉を聞いてからは
「とにかく頑張らなくちゃ」という焦りも消えて、
お見合いがない日は女友達と思いっきり飲んでストレスを解消したり、
朝から晩まで携帯ゲームに熱中したりして過ごす日もできました。
その結果どうなったか。
まず明らかに、彼女を取り巻いていた”負のオーラ”が消えました。
焦り・必死・イラ立ち、といったピリピリとした雰囲気がどことなく漂っていたのですが、別人のように自然体になりました。
そして不思議なことに彼女、急にモテ始めたのです。
まるで魔法を見ているかのような気分でした。
お見合いをする相手からも交際希望をもらい、仮交際の相手が3人できました。
しかも聞くと、最近職場や別の集まりなどでもモテるようになったのだとか。
彼女は以前のように、「好かれよう」「モテよう」とすることをやめました。
お酒が好きなことも隠さず、大人しい女性を演じることもやめて、ありのままの自分で男性と向き合いました。
そして、ついに彼女は運命の出会いを果たします。
婚活疲れしているなら、まずは心を癒やすことから
あるとき、彼女の元に一件のお見合いの申し込みが来ていました。
プロフィール写真には、優しそうなイケメン男性が……。
彼女はもちろんお見合いを承諾。
お見合い後に「どうでしたか?」と聞くと、「まさに好みのタイプでした!!」とのこと。
しかも、会話もとても盛り上がり、こんなに意気投合したのは初めてとのことでした。
2人は、その後、交際に発展。
交際は順調に進み、わずか3カ月で成婚退会をしました。
私が思うにAさんの結婚を遠ざけていたのは、間違いなく「婚活疲れ」でした。
・無理をしない、自然体でいる
ことを心がけた途端、彼女は急にモテ始め、結果的に理想的な相手との結婚を決めたのです。
世の中には多くの婚活メソッドがあふれているし、
周りが結婚したり、婚活を頑張っていたりすると、「行動しなければ」「頑張らなければ」と焦りを感じるかもしれません。
もちろん、行動すること、頑張ろうという気持ちは素晴らしいことです。
しかし、同時に「婚活疲れしないこと」「疲れたと思ったときには心をケア」することも忘れずにいてください。
婚活疲れしないポイントは
・婚活以外にも自分の好きなことをする時間を持つ
・婚活のことを何でも話せる相手を持つ
・頑張った自分に対するご褒美をいつも用意する
・上手くいかないときも自分を責めない。常に自分のいちばんの味方でいる
ことだと思います。
ぜひ、意識してみてくださいね!
また、相談相手が必要なときには、私も全力で力になりますので、お気軽にご連絡ください。
でもメッセージを受け付けておりますので、こちらもよかったらご覧ください!
それでは今回は以上となります。