出会いから結婚までは、いくつかの段階があります。
出会い初期の好意を持ってもらう段階、心が揺れる段階、1人のパートナーと親密な信頼関係を築いていく段階、そして結婚。
それぞれのステージで、注意するべきこと、有効なアプローチは異なります。
しかし、多くの婚活ブログでは、ステージの部分には触れずにアドバイスを書いているため、出会い初期で有効なアプローチと、ある程度関係が築けてから有効なアプローチが混在しています。
例えば、あるときTwitterで、婚活アカウントの方が、こんなことを書いていました。
「”ありのままでは愛されない、努力しろ!”とか言いながら、同時に”無理する関係は続かない、自然体でいられる相手が一番”とか言う婚活アドバイザーたち、マジで矛盾しすぎて信頼ならない!!」
「なるほどな」と思ったのですが、なぜこんなことが起きるかというと、出会い初期のアプローチと親密になってからのアプローチは、まったく異なるからです。
つまり両方とも正しいけれど、そのアドバイスは時と場合によって「使い分けなければいけない」ということです。
そこで今回は、出会いから結婚までの3つのステージの解説、最高のパートナーを見つけるために意識すべきポイントをお伝えします。
最高のパートナーと出会い、結婚するまで
出会いから結婚までは、大きく3つのステージに分けられます。
② 迷いのステージ
③ 信頼と親密な関係を築くステージ
それぞれのステージをきちんと理解することで、よりスムーズに次のステップへと進んでいけます。
① 出会い初期のステージ
出会ってから「真剣に付き合おう」となるまでの段階です。
「会ってみたいな」と思ってもらうこと、数度のデートを重ねて惹かれ合い「この人と真剣に付き合いたい」と思ってもらうことが大切です。
結婚相談所でいうと、
1 お見合いが組めること
2 お見合いで交際成立になること
3 数回のデートをする関係(仮交際)
がこのステージに該当します。
ここで大切なことは「好印象を残す振る舞い」です。
自分らしさを全面に出すよりも、まずは相手に好感を持ってもらうこと、「また会いたい」と思ってもらえる自分になることを心がけましょう。
具体的には以下のようなことを特に意識しましょう。
・相手に興味を持ち、積極的に相手の話を聞くこと
・相手を肯定する(はじめからぶつかる必要なし)
・共感や共通点を大切にする
・マメな連絡やスマートな対応(男性)
・プラスの感情は積極的に伝える(女性)
基本的には「相手ファースト」「相手を心地よくしよう」「歩み寄ろう」とする姿勢が成功のカギです。
特に婚活では、消極的すぎる態度は「自分に興味がないのだろう」「つまらない人」と判断されてしまうことがあります。
ありのままで、何もしなくても好きになってもらえる、というのはこの段階では通用しません。
服装にしても、振る舞いや会話にしても、自己を強く押し通すと、「もっと知りたい」と思われる前にフェードアウトされてしまうことがあります。
そのくらい人の「第一印象」は、その後の関係を大きく左右するのです。
外見は手を抜かず、異性に好感を持ってもらえるような身だしなみを徹底して意識しましょう。
また、男性であれば、オドオド・モタモタ・ダラダラは基本的にNG。スマートな対応を心がけることが大切になってきます。
さらに、こまめにラインをするなど、マメさが女性の心をつかむカギになります。
女性の場合は、男性のプライドや自信をへし折らないことが大切。
男性側に多少至らない部分があっても、笑って受け入れられる女性は、男ゴコロをつかみます。
ダメな部分を減点評価せず、デートを思いきり楽しみ、男性が自信を持ってアプローチできる雰囲気作りを意識しましょう。
② 迷いのステージ
お付き合いが始まり、ある程度関係性が深まってくると「本当にこの人でいいのだろうか?」という迷いが生じるようになります。
「嫌いではないし、一定の好意はあるから付き合った。でも結婚相手としては、どうなのだろう……」
そのような悩みを抱えるようになる段階です。
また、相手の素が少しずつ見えてきて「違い」を感じることも多々出てくると思います。
結婚相談所でいえば、真剣交際から~プロポーズ前のお付き合いの段階です。
しかし婚活で、はじめから最後まで「この人が運命の人だ!」と一切の迷いがなく結婚する人はむしろ少数で、大なり小なり不安や葛藤を感じる時期があるものです。
これらを乗り越えて、より親密な関係性が築けるので、むしろこの「迷い」は必要なプロセスだと思って前向きに乗り越えていきましょう。
この段階では以下のようなことを意識してみましょう。
・お互いのペースを尊重する
・友人や信頼できる人たちに意見を求める
・必要あれば、相手との距離を置く
・心を開いて、ホンネでの対話を大切にする
二人の温度に差が出てきたり、焦りや不安を感じたりしやすい時期ですが、大切なのは無理に押し進めないこと。不安から暴走してしまわないことです。
相手は相手のペースやルールで動いていることを理解し、
何に不安を感じているのか、改善できない致命的な問題なのか、冷静に気持ちを整理したうえで、二人の間に生じた溝を埋めていく必要があります。
モヤモヤしてしまう、相手に対してどうしてもマイナスの感情が湧き上がってきてしまう、という場合には、少し距離を置いて冷静さを取り戻した方がいいですし(ただし突然距離を置くと、相手が不安になってしまうので、きちんと事情を話すことをオススメします)、
反対に相手に距離を置かれるようなことがあっても、相手に詰め寄るようなことはせず、相手のペースを尊重しながら関係を深めていってください。
落ち着いて話ができる状態であれば、しっかりと二人の将来についても、心を開いて話し合うことをオススメします。
このプロセスを経て、より理解を深めたカップルは、次のステージへ進みます。
③ 信頼と親密な関係を築くステージ
関係が深まって、いよいよ「結婚」が現実的なものになってきた段階です。
ここでは、ありのままの自分を見せていき、お互いについて長所も短所もきちんと理解しあえる関係を目指しましょう。
リラックス、安心、居心地のよさが互いの存在を唯一無二のものにします。
ここで意識してほしいのは、自然体でいることです。
どちらか一方が違和感を感じていたり、ガマンを重ね続けたりしているのであれば、それは長期的な関係において必ずマイナスになります。
この段階に来ても、どうしても不安や違和感が拭えない、辛い思いをすることが多い、という状態であれば、関係そのものを見直した方がいいかもしれません。
・安心感を感じられるか
・何でも話し合えるか
・お互いの自由な時間も尊重できるか
・ありのままの相手を受け入れられるか
・問題が起きても一緒に解決していこうという姿勢があるか
この段階では上記のようなことを確認していきましょう。
表面的ではない、より深い関係を築くためには、自分らしさを大切にしながらも、ありのままの相手を受け入れ、尊重することが大切になってきます。
また、結婚生活とは「日常」の連続です。
どんなに気が緩んだとしても、約束を守る、感謝はきちんと伝える、など相手を粗末に扱わないことだけは常に心がけてください。
男女問わず「尊重されている、大切に扱われている」という感覚は、自信につながり、パートナーへの愛情を育みます。
親しくなったからこそ、相手を雑に扱わないよう気をつけるようにしましょう。
ここまで乗り越えた二人であれば、必ず良きパートナーとなれるでしょう。
最高のパートナーを見つける婚活法
今回は以上となります。
このブログの他の記事でも、それぞれのステージにおいて大切なアドバイスをもっと詳しくお伝えしているので、よかったら他の記事もぜひ読んでみてください。
自分が今、どの段階にいるのか、どのようなことを気をつけるべきか、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
皆さんの婚活をこれからも応援しています!