婚活の成功の妨げになっている要因は「執着」です。
というのも私自身、元カレに執着しまくり、2年近く恋愛や婚活に迷走した時期があったからです(詳しくはこちらの記事をどうぞ)。
また現在、婚活の仕事をしていても「執着心」の強い人はやっぱり幸せから遠ざかっていると感じています。
今回は幸せな恋愛や結婚をするために、執着を手放すための考え方をご紹介します。
その愛は本当の愛? それとも執着?
愛と執着は時に混同しがちです。
自分では相手のことを愛していると思っていても、それが単なる執着である可能性もあります。
愛とは相手の幸せを願うことであり、相手の意思の尊重であり、与えるものです。
もしも、相手がいなくなることで自分が保てなくなったり、相手のエネルギーを奪うようなことをしてしまったりしているのなら、それは愛ではなく執着です。
以下のポイントに当てはまるのであれば、愛ではなく執着から相手を失うのを恐れていると言えるでしょう。
・精神的に自立しておらず、相手に依存している
・他の誰かに取られるのが悔しい(相手を所有物のように思っている)
・自己肯定感が低く、相手の存在によって自己承認を満たしていた
「大事にされていない」とわかっていながら、そのような人にすがりついてしまうという場合も「執着」を手放せずにいると言えるでしょう。
まずは自分が向き合っている感情が愛なのか、執着なのかハッキリと見定めましょう。
「こうでなくちゃいけない」という執着を手放そう
完璧主義な人ほど理想へのこだわりが強く、「こうでなくちゃ嫌だ!」といったように柔軟性に欠けることがあります。
これもある意味で「執着」と言えます。
私の場合、大好きだった元カレとは、お互い出会った瞬間から見た目がタイプで、本当に「ビビビ……」と感じるものがあってお付き合いをしたので、その感覚を忘れられずにいました。
トキメキや「ビビビ……」がない恋愛などありえないと思っていて、それゆえ長い期間、迷走していたのです。
しかし、穏やかに育っていく愛のカタチもあるのだということを教えてくれたのが今の夫でした。
もしも、私が完全に殻に閉じこもり、「トキメキが感じられないのは嫌だ!」と夫をはねつけていたら、夫と結婚することはなかったと思います。
この人とであれば毎日を楽しく過ごせるかもしれない、「ビビビ」ではないけど、また会ってみようかな。
こだわりを捨て、そのような自分になれたからこそ、今があると思っています。
執着すると目の前のチャンスも見逃しやすい
私たちは受け取る情報を常に取捨選択しています。
たとえば、何も考えずに街を歩いているのと、「赤い服を着た人が運命の相手です」と言われた状態で街を歩くのでは、赤い服を着た人を見かける回数が変わってきます。
当然ながら「赤い服を着た人」という意識を持って街を歩いているほうが、赤い服に目がいきやすくなります。
私たちは自分が意識したものを見ています。
例えば「過去にしがみついている」ということは「過去」に意識を向けている状態で、
当然ながら、今あるステキな出会いや目の前に待っているチャンスを見逃しやすくなってしまいます。
だから、過去や自分を大切にしてくれない相手への執着は早いところ捨てましょう。
執着していると、せっかくの出会いも見逃してしまう可能性があります。
執着を手放す方法① 自分の選択を常に「最善」と受け止める
執着は後悔と結びついていることがあります。
・あのときこうしていれば、未来が変わっていたかも
・自分が●●だったから、ダメだったんだ
このような思いから、自分の判断を責めてしまい、それが強い執着となって表れることがあります。
しかし、どんな行動も常にその時の自分にとって「最善」だと受け止めるようにしましょう。
今の自分から見たら「間違っていた」としても、そのときの自分にとってはその選択が最善だったのです。
過去の自分を責めること、後悔することはやめて「これでよかった」と言ってあげてください。
自分の選択を肯定してあげることが、執着を手放す1歩です。
執着を手放す方法② 精神的に自立する、依存しない
恋愛も結婚も「依存関係」ではありません。
過去の私は依存体質で失敗してきました。
相手のエネルギーを奪い、結果的に関係を破綻させてきてしまいました。
そうしたことを何度も繰り返し、私は「精神的に自立しなくては幸せな関係は築けない」ことを悟りました。
恋愛も結婚も「1人でも幸せ、2人でも幸せ」と言える自分になることが基本です。
執着を手放す方法③ 相手や過去を変えることはできない
変えられないものを無理に変えようとするから、執着が生まれるのです。
基本的に起きた出来事や他者を変えることはできません。
変えることができるのは、自分自身の受け止め方と未来です。
相手に負の感情や未練を抱くのではなくて、学びや成長の機会と受け止める。
幸せになるためのステップアップと捉える。
少なくとも、自分自身の在り方や、どういう未来を選ぶかは自分で決められます。
執着をしているのは、幸せな未来という選択肢を自ら捨てているようなものです。
幸せな未来を思い描くことで、執着を手放そう
「これを手放したら、二度と幸せになれないんじゃないか」という不安も執着の原因です。
しかし、それは不安が作り出している「思い込み」です。
私も失恋して未練がましく元カレにすがっていた時は「この人を失ったら、もう愛せる人も愛してくれる人も、この先現れないんじゃないか」という思いがありました。
でもね、完全に思い込みでした(笑)
過去の執着を手放し、今、私は幸せな結婚生活を送っています。
だから「自分は幸せになることができる」と信じてください。
何かを失ったとしても、それに代わるまた新しい未来が待っています。
今回は、この言葉を締めの言葉とさせていただきます。
頑張るみなさんをいつも応援しています!