私の夫は精神的に安定していて、落ち込んだり、クヨクヨ悩んだりすることがあまりない。
周りからも「鋼のメンタル」だと言われるらしく、彼の考え方や態度から、私自身、学ぶことはとても多い。
婚活に限らず、何事においても「メンタルのコントロール」は非常に重要だなと感じる今日この頃ですが、
今回の記事では、夫の発言や考え方を勝手に分析して、「安定したメンタル」を手に入れる方法について書いてみます。
物事に一喜一憂しない
私は喜怒哀楽が激しいタイプなので、よく彼になだめられていますが、一喜一憂する生き方って疲れるよね……(笑)。
結婚相談所でも、1回1回の結果に過剰に反応してしまう人は「婚活疲れ」を起こしやすい。
もちろん、感情豊かなことは良いことだと思っているけれど、
何かの目的があって頑張っている時や、
仕事のように、絶えず成果が求められる場では、「長く走る」ために、力まずいる、フラットな自分でいるって大事なこと。
良いことがあっても調子に乗らない。悪いことがあっても気にしすぎない。
感情に振り回されやすい人ほど、「一喜一憂しない」を合言葉として言い聞かせると、心がスーッと落ち着いていくのを感じられるはずです。
「結果」にこだわる
夫は人から怒られても数時間後にはケロリとしているし、何か嫌なことがあったからといって、クヨクヨ悩み続けたりもしない。
「どういう精神構造してるんだろう?」と思って、あるとき聞いてみたら、返ってきた答えがこれだった。
「結果を出すことのほうが重要やから、細かい事をいちいち気にしてられへんねん」
私はこの発言を聞いてハッとした。
というのも、当時の私は、とある事で悩んでいたのだけど、この悩みって、私が達成したい「結果」や理想とする未来とは無関係の、しょうもない事だった。
悩みを抱えている人の中にも、本質とは関係ない部分でクヨクヨ悩んでいる人って結構いるんじゃないかと思う。
仕事で怒られたことをいつまでも思い返して「自分はダメだ…」とか言ってるのも、まさにこの典型だよね。
婚活にしても、たった1人のパートナーを見つけるために行動することが重要なのに、
お断りされた人のことをいつまでも引きずったり、元カレと比べたり、いい人がいないなんて嘆き続けたり……
ムダに心をすり減らしている場合ではないのだ!
その「悩み」は、自分がかなえたい「未来」にとって有益な悩みなのか?
悩んだときこそ、本来の目的を思い返して、結果を出すことに集中してみるといいかもしれません。
自分と相手の問題は切り分ける
何かあれば、ネットに評判が書かれるこのご時世。
サービス業に従事する人の中には「口コミ」を気にして、心をすり減らしている人さえいるという話を聞く。
それで、夫と食卓で「口コミ(他人からの評価)って気にする?」という話になったのだけど、彼の答えは「まったく気にしない」だった(予想通りだけど)。
彼いわく
「自分が悪かった事は素直に謝るし、誠意を示すし、改善する。
でも、それが相手側の事情だったら、それは相手が解決すべき問題。僕が悩んだところで何も変えられんやろ?」
だって。
この言葉で思い出したのが「まな板の鯉」の話。
精神科医の水嶋広子先生の本『他人の目が気になる人へ』に、
他者からの評価を気にするのは、自分を「まな板の上の鯉」にするようなものだと書かれています。
他人の評価を受けている自分は「まな板の上の鯉」と同然、どうしようもできないんですよね。
つまり、自分の価値を「人からの評価にゆだねる」ことは、非常に無力なことで、自分らしさや自信までも奪われてしまうのです。
以下、書籍より引用です。
自分を「まな板の上の鯉」にしてしまう、というのはとても無力なことです。
「まな板の上の鯉」でいるようでは、自信などつくわけがないのです。
よい評価を受けることもあるかもしれませんし、自信がついたように感じることもあるかもしれませんが、評価する主体が相手である以上、それは本当の自信とは違います。
『「他人の目」が気になる人へ~自分らしくのびのび生きるヒント~』(水島広子著、光文社)
婚活も絶えず評価を受ける場です。それゆえ疲れてしまうことも少なからずあると思います。
しかし、ジタバタしたところでどうしようもないことは手放す。
その分、自分のできることに集中する。相手の問題を自分が引き受けて、自己嫌悪に陥らない。
コントロールできることと、できないことを切り分けることは大切だなと思います。
ちなみに夫は「相手は変えられないんやから、そもそも人の反応なんて気にするもんやない」とも言っておりました。
まとめ:メンタルが安定している人の思考
夫に限らずですが、メンタルが安定している人の特徴としては、以下が挙げられると思います。
②自分の課題と他人の課題を分ける
③淡々とやるべき行動に集中する(一喜一憂しない)
感情だけで行動を決めたり、感情に振り回されるのではなく、その先の未来が「どうありたいのか?」を常に意識して行動する。
自分側がコントロールできる問題であれば、改善するし、自分側でコントロールできない問題であれば、相手の課題として手放す。相手側の問題を自己評価に結びつけない。
そして、悩んでいても生産性は上がらないのだから、淡々と「今」自分ができることに集中する。
これらが、メンタルの安定している人の思考回路だと思います。
ぜひ意識して、婚活にも役立ててみてください!