結婚相談所の会員さんのご相談に乗るのが私の仕事でもあるので、婚活中の皆さんの様々な相談を聞くことが多いのですが、

中でも多くの皆さんが悩まれるポイントが「相手の見極め方」です。

結婚相談所は、恋愛感情ありきの交際とも違い、しかも結婚に至るまでの交際スピードもかなり速いので、

「一生の結婚を本当にこの人に決めていいのか?」
「条件は合っているし、悪い人じゃないけど、確信が持てない」

と悩まれる方が非常に多くいます。

今回は婚活中の皆さんに向けて、結婚相手の見極め方を2つの段階に分けてご紹介します。

婚活で見極めるべきポイントは2つ:「相性」と「一緒に生活していけるか?」

婚活は、大きく2つの段階に分けることができます。

①相性の見極め
②結婚に対する、細かいすりあわせ

①をクリアした相手と、具体的に結婚に向かって進んでいくわけですが、その中ですれ違いが生じて、別れてしまうカップルも当然いるわけです。

婚活で行き詰まっている方は、自分がどちらの段階で躓きやすいのかを見つめ直してほしいですし、これから婚活を始める皆さんは、①の「相性面」をクリアできる相手をまずは見つけることが大切です。

「相性」とはどういうことかというと、自分が自分らしくいられる相手。

・疲れない
・居心地がいい
・自然体でいられる
・会話が自然と弾む(沈黙も気にならない)

という相手であれば、「相性がいい」のは確かです。

これは2人の努力で変わるものでもなく、自分が悪い・相手が悪いという問題でもないので、

「相性がいい相手」という点に関しては、違和感を覚えるなら妥協をせず、「自分らしくいられる相手」が見つかるまで出会いを探しましょう。

結婚生活において、性格の相性面でしっくり来ないのは、一生の苦悩になります。「相性がいいこと」はマストな条件です。

結婚相手の「相性」を見極める方法

出会い初期の段階は、お互いに緊張もあるので、疲れを感じてしまうことや会話がぎこちない部分もあるかと思います。

なので、私は「迷ったら3回は会ってみる」ことをオススメしています。

心理学的にも、人の印象は3回でほぼ確定され、よっぽどの事がない限りは変わらないと言われているので

3回会っても「なんだか、しっくりこないな」という相手とはおそらく、その後に関係が発展する可能性も低いと判断できます。

なので、3回は会ってみる。

また、お酒やアクティビティ抜きで一緒の時間を過ごして「場が持つか」というのも、相性を見るうえで役立ちます。

お茶だけで2時間、苦痛なく一緒にいられるなら、かなり相性がいいと言えます。
(自然と会話できる、沈黙があっても気にならない、笑っていられる時間が多いなど)

ある程度、関係が深まってきたら、ドライブデートや登山、人の多いテーマパーク、旅行など、相手の疲れたときの表情や素の部分が見えるデートにもチャレンジしてみてください。

ここまでをまとめると、以下のプロセスになります。

① 迷ったら3回は会ってみる

② 3回会ってもしっくりこないなら「NO」判定でOK

③ お茶だけで2時間、場が持つか


④ 相手の素が見れるデートにチャレンジしてみる

これで違和感を感じないのであれば、「相性」は大丈夫です!

結婚に対する、細かいすりあわせをしていこう!

「相性面」をクリアしたなら、いよいよ細かい結婚観のすりあわせになります。

現実的に「一緒に生活していけるか?」ということを見ていくのです。

私自身の例で言えば、生活リズムとお金の使い方にズレがあり、この点に関しては夫と何度も話し合いを重ねました。

この段階になると、お互いに「折り合いをつけなければいけないこと」が多々出てくると思います。相手に対する「不満」「不安」が噴出しやすいのも、この段階ならではの特徴です。

ここでは、「合う」ことよりも「違い」を受け入れられるか、ということがカギになります。

やってはいけないのは、「解決」ではなく「合わない」と決めつけて「逃げ」に向かうこと。

致命的な「これだけは絶対に許せない!」という部分以外であれば、2人の努力次第で乗り越えられるはずです。

いつもこの段階でつまづいてしまう人は、厳しいかもしれませんが、「問題を解決しよう」「結婚は2人で作っていくもの」という意識が足りていないのです。

「違い」に直面することが多くなる時期でもあるので、不安になりやすいとは思うのですが、ここではグッとこらえて「向き合う」「解決する道はないか」探る方向に舵をとってください。

もちろん、それでも「受け入れられない」ということであれば、別れも仕方のないことですし、人間同士なのですから、当然そういうことだってあります。しかし、基本的には

■ 「解決できない致命的な問題なのか?」を掘り下げて考える

■ 話し合い

をとにかく大事にしてください。ここをやらずに「合わない」と放棄するのは間違っています。

意見が違うからという理由で「はい、さよなら」と簡単にできないのが結婚生活です。

だからこそ、結婚前の相手とは「問題を一緒に解決していく」という姿勢を大切にしてほしいと思います。

相性面とすりあわせ、2つのハードルをクリアできる相手なら大丈夫!

私が結婚相談所の会員さんにアドバイスしている婚活のステップをまとめると、このような流れをたどります。

① 出会い
→ 第一印象が悪くなければ、とりあえず次も会ってみる

② 3回はデートしてみる
→ 自分らしくいられる相手かを見極める

③ 長時間のデートにチャレンジ
→ 相手の素にもよく注目!

④ 結婚に向けて動き出す
→ 「違い」が出てきたら、その都度「解決法」を2人で徹底的に考える。そもそも問題から逃げる相手ならやめた方がいい。

⑤ ゴールイン
→ 「問題」を一緒に解決していける相手なら大丈夫!

おそらく、このステップを踏んで結婚に至ったカップルであれば、信頼に根付いた良い家庭をしっかりと二人で築いていけることでしょう。

そんなステキなカップルをたくさん作ることが私の願いです。

現在私は、婚活に関するご相談にも乗っております。

ラインアットでの相談も受け付け始めたので、お気軽にご連絡ください。

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