「いつも本音が言えず、相手に合わせてガマンばかりしている」

そんな関係を続けているのは苦しいですよね。

今回の記事では、ついつい相手の顔色を気にしてしまい「本音が言えない」と悩む方へのアドバイスをお伝えします!

自分の気持ちを見つめ、「感情」を優先する

本音が言えない人に、まずいちばん大切にしてほしいのは「自分の気持ち」です。

今、自分が何を感じているか?

ということをきちんと見つめる習慣をつけてください。

 このときに重要なのは、正しさや理屈ではなく、「自分の感じ方」を見つめること。 

たとえば、コンビニでおにぎりを1つ買うにしても、

“特別食べたいわけではないけど、安いから、このおにぎりを買おう”

と考えて選ぶのではなく、

自分は今、どういう気分なのだろう? 何を食べたいのだろう?

ということを考えて選択していく。

そのように「自分の気持ち」を優先して、日々の選択を積み重ねていけるようになると、対人関係においても自分の気持ちを無視せず行動できるようになります。

恋愛であれば、

・彼との関係性や、彼の行動に対して自分はどのように感じているのか?

・自分はどのようにしたいのか?

この部分をしっかりと見つめてみるようにしましょう。

なんとなくモヤモヤする、不満を抱えているという状態を放置せず、自分に優しい目を向けることからまずは始めていきましょう!

自分を大切にする習慣をつける

どうして自分の気持ちを大切にする必要があるのでしょうか?どうして自分に優しい目を向ける必要があるのでしょうか?

それは、自分を雑に扱っている人は、他人からも大切にされないから、です。

自分を大切にしないことは、「私はこの程度の扱いでいいんです」と言っているも同じ。

自分が「大切にされる価値がある」と感じて、そのように振舞っていると、他人もあなたを軽く扱えません。

だからこそ自分で自分を認め、自分自身を大切に扱うということがパートナーシップにおいてはすごく大事なのです。

人のことを気にして、いつも自分のことを後回しにしていませんか?

自分よりも彼のことを優先させていませんか?

 そのような人は、相手ではなく「自分がどうしたいか?」をまず考えることを習慣にしましょう。 

そして、その時に感じた「自分の気持ち」を大切にすることを意識してみてください。

誰もが自分の気持ちを大切にしていい権利があるのです。

それはワガママではなく「自分に正直に生きる」ということなのです。

率直に正直に生きましょう。その結果、離れていく人がいたとしても、それは自分らしくいられる相手ではなかったというだけです。

「自分は○○と感じる」と自分の気持ちを伝えてみる

相手に自分の欲求を伝える時には、「私は」という主語をつけて話してみることをお勧めします。

「私は」という主語をつけることで、自分の気持ちがより明確になるからです。たとえば、

“あなたがそのような行動をすると悲しい”

というと、行動の主体は「あなた」になってしまうし、相手によって自分の気持ちが支配されているような感じがしますが、

“私は、あなたがそのような行動をすると悲しい”

という伝え方をすると、「あなた」ではなく「自分の軸」で話ができます。

そのように自分を主体にして伝えていく習慣を身につけると、“自分がどうしたいか”が明確になり、自分を取り戻すことができます。

結果を気にしすぎない

相手に伝える時に大切なポイントは、「こんなことを言ってどう思われるだろう」といった結果を気にしすぎないことです。

相手がどのように受け取るか、相手がどのように反応するかは相手の自由であり、コントロールできるものではありません。

それよりも大切なことは、

結果を気にするのではなく、自分の気持ちを適切に伝えること。伝えようと努力することです。

結果ではなく、「伝えること」に意味があるのだと考え、最善を尽くすようにしましょう。

素直な自己表現こそ大切です

本音が言えないという人は自分の感情を素直に表現することが苦手です。

・頼まれたことを断ることは悪いこと
・自分の欲求や控えめに伝えないといけない
・自分の感情は出してはいけない

このような思いから感情を抑圧し、表現しなくなっていった、という人もいるかもしれません。

しかし、このように感情を抑えつけていくにつれて、自分が本当に好きなのは何なのか、何を望んでいるのかという感覚を失ってしまいます。

自分が自分らしく生きるためには、「素直に自己表現をする」ということが必要になってくるのです。

罪悪感を手放して、素直な自分の感情を見つめましょう。そして表現することを練習しましょう。

最初は勇気が必要かもしれませんが、経験を積むうちに、少しずつ慣れていきます。勇気を持って行動してみましょう。

自分を出せない、本音が言えない人にオススメの本

ここまで述べてきたようなコミュニケーションを「アサーティブ」なコミュニケーションと言います。

アサーションというのは、お互いを大切にしながら、それでも率直に素直にコミュニケーションを取ろうとすることです。

相手の気持ちをあれこれと推測してクヨクヨしてしまうというタイプには、ぜひオススメなので、よかったら読んでみてください。


『マンガでやさしくわかるアサーション』
アサーションについてサクッと知りたいという方にはオススメです!わかりやすくマンガで解説されています。


『夫婦・カップルのためのアサーション』
アサーションについて深めて、パートナーとの関係をもっともっと良くしていきたいという方は、読んでおいて損はない1冊だと思います。


『自分の気持ちをきちんと<伝える>技術』
とてもわかりやすい解説だし、自己表現が苦手な人は背中を押してもらえる1冊です。

余談:私も、彼氏にちょっとした「ノー」が言えませんでした。

私も大好きだった彼がいたときに、ちょっとしたことでも「NO」が言えず、冷蔵庫がアイスでパンパンになった思い出があります。

詳しくはこちらのブログをどうぞ。

このときの私って、自己肯定感も低かったし、「彼にノー」と言うと「嫌われてしまうんじゃないかと」怯えていた。

でも、このときの彼氏からはフラれました。笑

どんなことも「ノー」と言わずに、ガマンして、良い子であり続けたのに相手の気持ちが冷めてしまって、

“こんなに理不尽なことはあるのか?”

と世の中を恨みたくなりました。

でもね、裏を返せば「本音を言ったから嫌われる」「ガマンして相手に合わせれば好かれる」というものではないということを、この経験から学びました。

自分を犠牲に、ガマンして合わせてくれる彼女は、単なる「都合のいい彼女」です。

そして私自身の振る舞いが、「大切にしなくてもいいし、その価値がない」というふうに、彼に思わせてしまっていたのでしょう。

そこから私は変わりました。

どうせなら、自分らしく生き、大切にされる彼女になりましょう!こんな私でも本当に変われたので大丈夫です。

勇気を持って「伝える」ことから変わっていきます。

ぜひこのブログで書いていることを意識して、ご自身の行動を変えてみてくださいね。応援しています!