人見知り婚活アドバイザーのアスナです。
私は結婚相談所の運営をはじめ、人見知りさんや恋愛が不器用な人のための婚活サポートを行っています。
今回は結婚相談所で実際にあった興味深い話をします。
結婚相談所に入会した2人の女性/何が婚活の明暗を分けたのか?
数年前ですが、うちの結婚相談所に30代半ばの2人の女性が、同じタイミングで入ってきました。
2人は友人同士でした。
Aさんは、とてもお綺麗な方で、婚活の場にも慣れている、恋愛の経験もそこそこある、ということでした。
Bさんは、見た目は普通の女性。内気で、男性とお付き合いした経験が1度もない、ということでした。
Aさんは「私は婚活のことはよくわかっているし、サポートはいらない。その分、安いプランがいい」
ということで、サポートなしのプランで活動することになりました。
Bさんは「不安だし、サポートしてほしい」
ということで、サポートありのプランになりました。
半年後、2人の運命は大きく分かれました。
Aさんは、相手が見つからず、退会。
Bさんは、婚約相手が見つかり、成婚。
何が2人の運命を分けたのでしょうか。今回はその理由について書いてみました。
Aさんの場合/なぜAさんは婚活がうまくいかなかったのか
Aさんは美人で、入会後もかなりの数の申し込みが来ました。
数だけでいうとBさんの3倍以上でした。
しかし、Aさんは、なかなか申し込みを受けません。
実はAさん、結婚相手に対するこだわりがかなり強かったのです。
自分から申し込みをする人も、競争率が高そうな、いわゆるハイスペックの人ばかり。
彼女は「自分が選ぶ」という視点だけで相手を見ており、「自分も選ばれる側」だということを忘れているように見えました。
見た目も良く、交際のお申し込みも多くきていたので、自分に自信があったのでしょう。
ただし、それは独りよがりな自信で、30代後半という彼女の年齢や、総合的な観点で婚活市場での需要を考えたときに、
彼女は正しく自分の価値を理解できていなかったのです。
たまにお見合いをしても、「○○がダメ」「○○されて引いた」とかの理由をつけて、すぐにお断りしてしまいます。
「思わぬ発見があるかもしれないから、嫌でなければ、もっと気軽に会ってみたらどうですか?」とアドバイスをしても
「妥協したくないし、私は私なりのやり方があるんで大丈夫です!」の一点張り。
やがて彼女は別の結婚相談所も掛け持つようになりました。
しかし、そこでも相手は見つからず、活動はかなり苦戦しているようでした。
半年後、彼女は相手を見つけられないまま退会していきました。
彼女の場合の失敗要因は3つです。
・自分の価値を正しく把握できていない(理想と現実の乖離)
・短期的かつ減点方式で男性を判断し、会う前、会ってすぐに相手を切り捨てる
・自分のやり方が正しいと信じており、人の意見に耳を貸さない
当然ながら、婚活が上手くいくはずありません。
Aさんは、婚活がうまくいかない女性の典型的なパターンでした。
Bさんの場合/なぜBさんは成婚できたのか?
一方でBさんは恋愛の経験値がほとんどありませんでした。
しかし、Bさんはとても素直で、担当カウンセラーの話にも耳を傾けて
「自分に合いそうな人」という基準で申し込みをしたり、来た申し込みを積極的に受けたりしていました。
困ったときにも、すぐに相談を持ちかけてくれたため、トラブルに発展することはなく、
またこちらも最大のサポートができたため、とんとん拍子に交際が進んでいきました。
そして、わずか3カ月で交際相手が見つかり、半年後には成婚が決まりました。
彼女の成功ポイントも3つあります。
・素直で、言われたアドバイスをすぐに行動に移した
・減点方式で男性を判断せずに、まずは相手に会ってみることを大切にしていた
・自分のことをきちんと理解しており、謙虚だった
婚活でうまくいく人って、表面的な部分だけで人を簡単にジャッジしないんです。
そして素直。
私たち婚活カウンセラーは、数多くの婚活女性を見てきたプロです。
だからこそ、客観的な視点で「もっとこうしたほうが上手くいく」というアドバイスをお伝えできるのですが、
「自分のやり方が正しい」「自分はモテる」と思い込んで、周りの意見を無視していると、
結果的にいつまで経っても婚活が上手くいかないことになります。
彼女の場合はアドバイスを素直に行動に移していたし、周りの力を借りるのも上手でした。
そして1年後には入籍をして、幸せな報告も聞かせてくれました。
何が2人の運命を分けたか?/婚活で結婚できる人と失敗する人の違い
一見すると、婚活慣れをしていて、美人なAさんが有利に見えますが、結果的に幸せを先につかんだのはBさんでした。
繰り返しになりますが、私はAさんこそ、婚活で上手くいかない女性の典型例だと思いました。
・自分の価値を正しく把握できていない(理想と現実の乖離)
・短期的かつ減点方式で男性を判断し、会う前、会ってすぐに相手を切り捨てる
・自分のやり方が正しいと信じており、人の意見に耳を貸さない
結果的に彼女は退会し、別の相談所に入会したそうですが、
おそらく、このやり方を続けている限り、婚活が上手くいくことは難しいと思われます。
まずは、客観的な意見を取り入れながら、自分のことを正しく知り、身の丈に合った婚活戦略を立てるべきです。
ニートで、ルックスも悪く、努力もしていない男性が
「僕はアイドルみたいな女の子としか付き合わない!」と言って女性を選んでいたら、違和感を覚えませんか?
しかし、それと同じような事を無自覚にしてしまっている女性もいるのです。
自分を正しく理解し、短絡的な視点で相手を判断せずに、相手を理解しようとする姿勢で活動しましょう。
それが婚活が上手くいく何よりもの秘訣です。
今回は以上となります。ありがとうございました。