「婚活を長いこと続けていますが、好きになれる人が現れません。
年齢も年齢なので、もうあきらめて、好きでもない人と結婚するしかないのでしょうか」

こんなお悩みをいただいたので、お答えしたいと思います。

結婚に妥協は必要ない/好きでない相手と結婚しても意味がない

「結婚したければ妥協しなくてはいけないのでしょうか?」婚活している人にそう聞かれたとき「妥協は必要ない」と私は答えています。

もちろん、自己理解は絶対に必要です。

たとえば、自分の素材が大根であれば、大根として一番自分が引き立つ調理法、大根と一緒に煮込んでも上手く馴染む素材を探さなくてはいけません。

「イチゴに生まれたかった」
「イチゴに生まれてケーキと一緒になりたかった」

と言っても、やっぱりそれは無理なのです。

そのように、現実と理想があまりにかけ離れている場合には、

「自分自身という素材を理解して、もっと自分に合ったお相手を探そう」と伝えることはありますが、
これは「婚活するなら妥協して結婚しろ!」という意味ではありません。

妥協して結婚したところで、何かあれば簡単にほころんでしまうし、幸せな関係は築けないでしょう。

妥協婚なんて意味なし!

大丈夫です、結婚に妥協など必要ありません。

無理して人を好きになる必要はない

婚活事業に携わっていて、非常に多い相談が「人を好きになれない」というもの。

そんなの無理に人を好きになる必要なんてないんですよ!

好きも嫌いも、合うも合わないも、自然な感情だから、無理して「この人を好きにならないと」なんて思って好きになれるものではない。

ただ、1つ言えるのは「好き」にもいろいろな種類があるということです。

ドキドキして胸がときめくような「好き」もあるし、
「この人といると居心地がいいな、落ち着くな」という、ほっこりとした「好き」もある。

トキメキだけが「好き」だと勘違いしていると、もう1つの「好き」は見落としがちです。

でも、長く続く結婚生活においては、いずれ失われてしまう「トキメキ」を重視して結婚するよりも
「落ち着くな、居心地がいいな」「好き」のほうが幸せな家庭を築ける可能性が高いです。

無理して人を好きになる必要はありませんが、無理せず一緒にいられる相手、
「なんだか楽だな」「一緒にいても疲れないな」という相手と出会えたなら、その感覚はどうか大切にしてみてください。

こういう相手は、一度きりや初対面だけではわからないもので、何度か接するうちに自然と「あれ、この人といると楽かも……」と気付くものです。

だから、一度きりで人を判断するのではなく、嫌でなければ何度か会ってみることも大事にしてください。

ビビビはなくても、違和感がない。その相手こそが未来のパートナーかもしれません。

婚活のハードルを下げてみよう

「婚活で良い出会いがない」という方には、婚活のハードルを下げてみようとアドバイスしています。

いきなり「結婚相手を見つけよう!」と相手を見るのではなく「まずは仲良くなろう」くらいの意識で接する。

「会話しよう」と頑張るのではなく、「一緒の時間をめいいっぱい楽しもう」と考える。

あれこれ悩むよりも「とりあえず会ってみる」ことを大切にする。

婚活を深刻に捉えすぎる人ほど、婚活疲れしやすい傾向にあるし、「なかなか自分の望む相手と出会えない」と苦しんでいます。

ハードルは上げすぎずいきましょう。

フットワークは軽く、だけど決して無理はせず、自分に合ったお相手と出会える日まで、淡々と行動を続けるのみです。

人を好きになれない人は、自己理解が足りていない可能性も?

「人を好きになれない」「人に興味が持てない」という人は、単に自分を理解できていないだけの可能性もあります。

自分は何が好きか、何に興味があるか、どんな人であればもっと話してみたいと思えるのか? 一緒にいたいと思えるのか?

もしも、こうした質問にパッと答えられないのであれば、単に自己理解が足りていないだけかもしれません。

先ほど、素材の話をしましたが、自分が大根なのに、フルーツ畑に行っても、なかなか相性の良い食材と出会うことはできません。

このような場合は、自分を理解することから始めてみましょう。

興味がないことを興味あるするフリはありませんし、
会話で質問を投げかけるにしても、自分が聞いていて「面白いな」「聞いてみたいな」と思うことを聞けばいいだけです。

たとえば、私であれば”仕事”の話が大好き。

どんな相手であっても、その人がどのような価値観やモチベーションで日々の仕事をしているのかということが気になるし、仕事への向き合い方に対して、自分の学びや自分にない視点を教えてもらうことが大好きです。

だから仕事に情熱を持っている人とは、男女問わず仲良くなるし、いつまでも話ができたりします。

反対にスポーツには疎いので、相手がスポーツ好きで、スポーツの話を振られても、大したリアクションはできないし、あまり興味を持てないと思います。

このように「自分が何に興味があるか」を明確に理解しておくことも重要です。

人を好きになれないのではなくて、単に出会えていないだけ

あとは、単純に出会う母数が足りていないだけの可能性もあります。

自他ともに惚れっぽい性格の私ですが(笑)、それでも「本気で付き合いたい」と思えるのは50人に1~2人、いるかいないか。

しかも、相手の事情もあるから、必ずしも付き合えるとは限らないし、「付き合う」って大変なことなのです。

そもそも異性50人と出会って話をすること自体、結構大変なことですよ。

恋愛に対するハードルが高い人は、50人どころではなく、100人とか150人に1人、付き合いたい人がいるかいないかといったレベルかもしれない。

だから、本人に問題があるというよりは、単に好きになる相手と出会えていないだけの場合も多いので、この場合は出会いの数を増やすことで解決したりもします。

人を好きになれない人のための婚活術

今回は以上となりますが、いかがだったでしょうか。

私は現在、婚活事業に携わっていますが、出会いの数を増やしたい、自己理解を深めたい、そんな方のお手伝いをさせていただいているので、何かお力になれることがあればお気軽にお問い合わせください。

今日も皆さんの婚活を応援しています!