「結婚は一番好きな人ではなく、二番目に好きな人とする方がいい」

こんな言葉、聞いたことありませんか?

私は独身時代に、この言葉を聞いて「そんなの絶対に嫌だ!」と思っていましたが、

自分が結婚し、婚活のお仕事に携わるようになった今、

この言葉の意味することが、ようやくわかるようになりました。

今回は「結婚相手は二番目に好きな人とする方がいい」と言われる理由について、私自身の経験も織り交ぜながら、お伝えしたいと思います。

結婚は、一番好きな人とじゃダメなの!?

私自身は独身時代「自分の人生に一切妥協したくない!」と思っていたし、「結婚するなら一番好きな人!」と思っていました。

しかし一方で、長年の友人を見ていても、そして仲の良い両親でさえも、

「恋愛として、一番好きな人と結婚したわけではない。けれども、とても幸せな夫婦生活を送っている」ということには気がついていました。

反対に、「あんなにラブラブだったのに!」と思うようなカップルが、結婚した途端、あっという間に離婚しまうこともあり、ショックを受けた経験も一度とならずあります。

自分の経験からも、結婚相談所のお仕事をしていても思うのですが、

「恋愛感情は移ろいやすいもの。長期的な“結婚”は、恋愛感情があれば成立するものではない」のです。

つまりね、「一番好きな人と結婚すれば、結婚生活は上手くいく」ものでもない、ということ。

なぜなら、結婚生活では“恋愛感情”以外の部分の方が、大きな割合を占めるから。

そして恋愛感情とは基本的に不安定で短期的なものだからです。

私自身の結婚生活:結婚は一番好きな人ではなかった!?

私は今結婚していて、夫婦仲も非常にいいのですが、

私自身、夫が「恋愛相手」として一番盛り上がった相手かといえば、実はそうではないんですね。

もちろん妥協したわけではなく、

人として大好きで、男性として尊敬できて、一緒になっていちばん幸せになれる相手だと思ったから結婚したし、

彼のパートナーに選んでもらえたことは、私の人生の最大の幸運だと思っているけれど、

彼とは“激しい大恋愛”の末に結婚したわけではないのです。

彼と付き合う前には、ジェットコースターのような、泣いたり、わめいたり、激しい恋愛もしてきたけれど、激しい分、心が揺さぶられることも多く、

時には仕事に支障が出るようなこともあったり、体調を崩したり、精神状態がボロボロになったり……

「好きだけど疲れる! 好きなのに上手くいかない!」

という状態に陥ることも多かったんですね。

でも、そういう経験を一通り経て付き合った夫とは、はじめから、ものすごく穏やかな関係で、付き合っていてすごく楽だったんです。

激しい恋愛をしていた時は、ネガティブな感情に振り回されることも多く、自分に常に余裕がなかったけれど、

夫といる時の自分は、ネガティブな感情に引きずられることも一切なかった。

自分がありのままにフラットにいられる存在、それが私にとっての夫で、ジェットコースターのような大恋愛をした元カレたちの時には経験できなかったことでした。

結婚は二番目に好きな人とする方がいい!? その理由とは?

「結婚は二番目に好きな人とする方がいい」と言われるのには、以下のような理由があると思います。

①恋愛感情が大きいと「失う」不安が強くなる

②相手に依存しすぎず、自立した関係が築ける

③恋愛感情以外の部分(価値観など)を含め、客観的・トータル的に相手を見ることができる

恋愛感情が大きすぎると、その分、「失う不安」やそこに割かれるエネルギーも多くなります。

そうなると、ついつい相手との関係性にばかり目が向いてしまい、他の事に集中できなくなってしまったり、パートナーシップに多くの労力を奪われることになったりします。

また、恋愛も結婚も相手に依存しすぎると上手くいかなくなります。お互いに自立していることが大切ですし、余裕や適度な距離感も時には必要です。

余裕があるからこそ、相手へ思いやりを持って接することができるのです。

「結婚」という長期的な関係に大切な要素は、「価値観」「生活習慣」「相手への尊敬」「相手の人間性が好きであること」だと私は思っています。

「恋は盲目」と言われるように、恋愛感情は時にこうした要素を見失わせます(何でも“良く”見えるフィルターがかかってしまうし)。

もちろん、それくらい人を好きになれることは素晴らしいですが、恋愛感情は扱いが難しい感情でもあるし、

結婚を考える時には、冷静に生涯のパートナー選ぶ視点も大切なのです。

結婚は二番目に好きな人とする方がいい/お見合い結婚がいい理由とは?

「二番目に好きな人」とは、「むやみに恋愛感情に振り回されることなく一緒にいられる相手」だと、私は解釈しています。

なぜなら、そのくらいの「余裕」「ゆとり」を持っていられる相手との方が良好な関係を築けるものですし、

冷静に「生涯のパートナーとして上手くやっていけるか」という目で結婚を決めることができるからです。

というわけで「結婚相手は二番目に好きな人とする方がいい」と言われているのは、このような理由からだと思います。

恋愛結婚と比較した時に、お見合い結婚の離婚率が低いと言われているのも、同じ理由だと思います。

「お見合い結婚は、恋愛感情が生じにくいのでは?」ということを悩まれる方もいらっしゃるのですが、

お見合いだからこそ、冷静な曇りない目で将来のパートナーを判断することができるのです。

結婚相談所やお見合いに興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。

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