前回「合コン・街コンで会話が苦手な人のためのネタ帳」という記事を書きましたが、これは、女性にもぜひ読んでほしい記事だと思っています。

恋愛が苦手な女性の中には
「会話は男性がリードするもの」「女性から積極的に話しかけるのは恥ずかしい」と思いこみから、飲みの席やデートの場などで、受け身になってしまっている人もいます。

しかし、これは非常にもったいないことです。

なぜなら、会話の幅が狭いと、相手は強烈なストレスを感じてしまうからです。

今回は、このことについて掘り下げて考えてみたいと思います。

【人見知り】と【会話の幅が狭い】は違う

「婚活をしている」と言いながら、パーティやお見合いの席で、自分からほとんど口を開かない女性がいます。

理由を聞くと、「人見知りだから…」という答えが返ってくるのですが、単なる人見知りという問題では済まされない気がします。

人見知りと、「会話の幅が狭い」は別物です。

「会話の幅が狭い」というのは、

・会話の引き出しに乏しい
・返しがヘタ
・相手がもっと話したくなるようなリアクションをとることができない

ということです。

それゆえ、話がすぐに途切れてしまうのです。
だから、会話がなかなか続かないという人は要注意。

これは相手にとって、強烈なストレスを感じさせます。

場合によっては「気が合わない」「性格が悪い」とも受け取られかねません。

限られた話題しか話せなかったり、受け答えがつまらなかったり、言葉を選ばなければいけなかったりする人と一緒にいると「あの人と会うと疲れるな…」と感じませんか?

反対に、何でも気軽に話せる人といると楽しかったり、元気をもらえたりしませんか?

水商売の女性がモテるのは、受け答え(返し)がうまいからです。

何でも話せる女性というのは、男性にとっても気を遣わなくていい存在で、安らぎを感じさせてくれる存在なのです。

だから、会話の幅が狭いということは、それだけで男性から安らぎを奪ってしまっているのです。

婚活でモテない女性と男性のホンネ

私は婚活事業を運営しているので、これまでに多くの婚活イベントを開催してきました。

イベント後にはアンケートを取り、ときには男女別の【お疲れさま会】を開いて、フィードバックをいただくこともあったのですが、
男女別に、お相手にどのような印象を抱いたか、そして、その理由について聞くこともありました。

そして男性が、女性に対して「きわめて印象が悪い」と判断する場合は、

・リアクションが悪い
・上から目線

という場合がほとんどでした。

男性は付き合う女性よりも優位に立っていたいという本能的な欲求を持っています。

だからこそ、上から目線の女性は嫌われるし、男性の優越感を上手にくすぐることのできる女性はモテます。

自分の話を一生懸命聞いてくれなかったり、冗談に笑ってくれなかったりすると、男性のプライドは深く傷つけられます。

そして、そのような対応をされると「バカにされている」「軽蔑されている」と受け取るのです。

面白いことに、男性が「上から目線」と言う女性を見ても、私はそのように「上から目線」であるように感じませんでした。

ただ、彼女たちは総じてリアクションが薄い。質問を返したり、笑ったりすることが少ない。

このことから私は、「リアクションが悪い=バカにされている」というふうに男性は受け取ることがあるだということを知りました。

これは【合理化】という心理が働いています。

ストレスから身を守るために、実際の現実をゆがめて「あの人は○○に違いない」と思い込んでいるのです。

つまり、単にリアクションが悪いだけでも、男性にとっては、「上から目線の嫌なオンナ」と思われてしまうのです。

大げさに反応することが恥ずかしいという思いから、一歩引いた態度をとってしまうことは、恋愛においてまったくの逆効果です。

積極的な反応は男性を喜ばせることでもあるのです。

ちなみに、男性が「印象に残らなかった」と回答している女性に関しても、
やはり「リアクションが薄い」という共通点があります。

「追わせる」と「単なる受け身」は違う

追うのではなく、追わせる女性になりましょう、と恋愛に慣れている女性たちは語ります。

それは、そのとおりだと思います。追わせることができる女性はやはり魅力的です。

しかし、追われる女性になることと、【受け身】でいるのは別です。

追わせるとは「決定打」を男性に打たせることであって、ひたすら受け身に構えて待つことではないのです。

男性に追いかけられたいなら、好意をきちんと見せること、気が合うと思わせること、安らぎを感じられる女性になること、手に入りそうで入らない距離感を作ることが重要です。

そしてこれらの鍵を握るのが【会話】なのです。

恋愛における会話上手とは、おしゃべりな人や、面白いことを言う人のことではありません。

どんな話題でも的確に受け止めるキャパがあること、男性が喜ぶようなリアクションを返せる人のことを指します。

だから、会話の幅を広げること、男性が喜ぶようなリアクションや、話がどんどん弾むような返しをできることが非常に重要なのです。

どんな場面においても、会話は心を通わせ、信頼を築くためにかかせません。ぜひとも会話上手になりましょう。

どうすれば会話上手になれるの?

「会話のキャパを広げる」と聞いても、難しく感じるかもしれません。

しかし、まずは優れた聞き手になることを目指しましょう。

優れた聞き手とは、相手の話を、人一倍真剣に聞くことです。この姿勢は、必ず相手に伝わります。
簡単に思えますが、意外にできていない人も多いのです。

人見知り、コミュニケーションが苦手という人は、まずは相手の話を一生懸命聞こうという姿勢を見せてください。

どんなに会話が苦手でも、一生懸命、関心を持って自分の話を聞いてくれる人には好感を持つものです。

「相手の話を聞きたい」という、好意的な気持ちを伝えることが会話を弾ませるのです。

知らない話題が出てきたときは、すぐにその場で調べたり、「メモさせてもらっていいですか?」とひと言添えてみましょう。

映画について話していたなら、その映画を見て後日報告をしたり、
お店について話していたなら、そのお店に実際に行ってみて感想を伝えてみましょう。

とても有益な情報を教えてもらった、ということを素直に表現するだけでも、相手はうれしいものだし、そこからさらなる関係が発展する可能性もあります。

また、会話をするときには、「何を話そうか」ではなく「何を尋ねようか」ということを意識してみてください。
これだけでも、会話の質が変わります。

これは、銀座でナンバーワンのホステスさんに聞いた話ですが、質問を見つけるコツは「連想ゲーム」を意識するそうです。

例えば、ダイビングが趣味だという人がいたならば、

「ダイビング」→「海」→「アウトドア」というように話を広げていくのです。

時間軸も「現在」→「過去」→「未来」とずらしていくと、質問の幅が広がります。

例:ダイビングの話題

・「今まで、何回くらいダイビングをされているのですか?」(現在)

・「これまでで、一番きれいだった海はどこですか?」(過去)

・「今後、潜ってみたい場所はありますか?」(未来)


あとは、会話が詰まったときの切り札として、最低限の雑談ネタを頭に入れておきましょう。

これについては、「「合コン・街コンで会話が苦手な人のためのネタ帳」」を参考にしていただけたらと思います。

ここまでをまとめると、

・相手の話を真剣に聞いていることを示す

・連想ゲームのように質問をしていく

・最低限の雑談ネタを頭に入れておく

ということです。

モテる女性は会話のキャパが広い/返しの上手い女性になろう

いかがでしたか? この記事が少しでもお役に立てたなら幸いです。

現在、私は婚活カウンセラーとして自分に自信が持てない、人間関係が苦手、恋愛が上手くいかないという方をサポートするカウンセリングを行っています。

興味のある方はお気軽にお問い合わせください。